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1: 2022/06/15(水) 06:07:03.83
[2022年6月14日19時51分]

柿木隆介名誉教授(右から3人目)と実験に参加した温泉旅館の女将ら(共同)
https://www.nikkansports.com/general/news/img/202206140000770-w1300_0.jpg

接客にたけているとされる温泉旅館の女将(おかみ)は、客の不満げな表情を敏感に察知しているとの研究結果を生理学研究所(愛知県岡崎市)が14日、英科学誌に発表した。
柿木隆介名誉教授(脳科学)は「精神論ではなく、なんらかの訓練でおもてなし技術を習得できるようになるかもしれない」と話している。

実験には愛知県蒲郡市の温泉旅館で接客を担当する女性ら21人が協力。笑顔、怒った顔、無表情などの画像をランダムに表示し、直後の脳波を測定した。

画像を見て0・1秒後の脳波の状態は、怒った顔や無表情の画像を見たときのみ、接客経験のない同年代の女性グループ19人と比べ、女将らに大きな反応があった。楽しめていない客を無意識のうちに判別しているとみられる。

一方、女将らの0・17秒後の脳波は、接客経験のないグループと違いがなかった。女将らが、客に自分の心理変化を悟られないよう、即座に平常心に戻している可能性がある。

笑顔に対する反応には差がなかった。協力した女将の一人、渡辺栄子さん(72)は「普段は意識せず業務をしているが、研究で特有の技術があると証明され、自信になった」と笑った。(共同)

https://www.nikkansports.com/general/news/202206140000770.html


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Source: 理系にゅーす