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1: 2022/05/12(木) 11:32:20.67
なぜ警察庁は「免許不要」にしてまで電動キックボードを普及させたい? 危険な実験データ公開! 緩和理由を警察庁に聞いてみた!
2022.05.11

埼玉県警で実施された「矛盾だらけ」の走行実験とは?

 このような警察庁の回答でしたが、埼玉県警では「矛盾だらけ」の走行実験が実施されたようです。

 警察庁が「時速20km以下なら免許不要」とした理由がここに記されています。

 2021年3年1月から2月の間に埼玉県警察運転免許センターで電動キックボードの「走行実験」が計4日間にわたりおこなわれました。

「多様な交通主体の交通ルール等の在り方に関する有識者検討会報告書」によれば、実験に参加したのは「免許あり50名/免許なし50名」の計100名です。

 いずれも電動キックボードを運転したことがない人たち(16歳から17歳/18歳から19歳/20歳から39歳/40歳から59歳/60歳以上の各10名ずつ)となっています。

 これらの参加者を電動キックボードでテストコースを走行させ、教習指導員などにより各自の運転行動を記録・採点したといい、その結果は以下の通りです。

 ●違反回数
 ・18歳から39歳と60歳以上では免許の有無で4倍近い差が出てきている。
 ・全体で免許ありは26.6回、免許なしは69.94回

 ●差が大きかった違反(違反行為別平均点数/上位6行為)
 指定場所不停止:免許あり347点/免許なし1337点
 信号無視:176点/541点
 右側通行(逆走):64点/235点
 右左折方法違反:58.1点/91.3点
 歩行者保護不停止等:44点/84点
 横断者保護違反:24点/22.4点

 ほかにもさまざまな「免許がない人がいかにたくさんの違反をしたか?」ということが分かるデータがありました。

 電動キックボードを免許不要の乗り物にすることが、多くの違犯や事故、そして死傷者を増やすことは容易に予想できそうです。

 ではなぜ、この結果をもって「免許不要」としたのでしょうか。この調査結果には「かなり矛盾」する結論が出されています。

 前述の「多様な交通主体の交通ルール等の在り方に関する有識者検討会報告書」においては次のようにまとめられています。

「多くの違犯ではさほど差が見られず、全体的には運転者の運転行動に大きな差はなかった」

「運転免許を受けている者と受けていない者との間で、一部の項目を除き、運転者の運転行動に全体的には大きな差はないと言うことができる。

 個々の違反行為では大きな差が生じているものもあるが、これらはもっぱら交通ルールに関する知識の差が要因となっているものと考えられる」

 この調査における個々の違反行為で大きな差が生じている理由を「交通ルールに関する知識の差が要因」としていますが、それは免許を持ってなければ当然のことです。

 この矛盾する実験結果と結論がベースとなって「時速20km以下なら免許不要。6km以下なら歩道走行もOK」という歴史的な改正となる道交法が誕生することになりました。

 これから施行までの2年間で、免許を持たない電動キックボード利用者に対して警察はどのような指導をしていくのかが注目されています。
https://kuruma-news.jp/post/506463/2


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Source: 理系にゅーす