今後30年以内に70〜80%の高い確率で起こりうる南海トラフ地震について、震源域の東側にあたる静岡県西部で、7世紀末と9世紀末に未知の南海トラフ地震が発生していたことを裏付ける津波の痕跡を発見した。■南海地震と東海地震とは
■県立高校の先生が野外調査中に発見
■南海地震と東海地震が連動
4回の津波で運ばれた堆積物の年代を分析した結果、最も古いのは7世紀末、次いで9世紀末、11〜12世紀、15世紀後半〜17世紀初頭だと推定された。新しい時代のふたつは、歴史記録と照らし合わせて、それぞれ「1096年の永長地震」と「1498年の明応地震」による津波と結びけた。
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Source: みら速