【2018年10月2日 ヨーロッパ宇宙機関】
2017年に発見された「オウムアムア」は、太陽系外からやってきて系外へ出ていく軌道を持つことが知られる、史上初の「恒星間天体」だ。発見当初は小惑星とされていたが、その後の観測や解析の結果、彗星である可能性が高いとされるなど、次第にその正体が解明されつつある。しかし、どこの恒星から来たのかはまだ明らかになっていない。
一般に、彗星は惑星系が形成される過程で惑星にならずに残ったものとされており、オウムアムアの場合には「故郷」の惑星系が形成途上の段階の時期にそこから放出された可能性がある。オウムアムアの故郷を探し出すためには、オウムアムアの軌道を過去に遡るだけでなく、過去数百万年の間にオウムアムアと近づいた可能性のある星についても検討しなくてはならない。
独・マックスプランク研究所のCoryn Bailer-Jonesさんたちの研究チームは、2018年4月に公開された天文位置衛星「ガイア」の第2期データを使って、オウムアムアの故郷候補となる恒星を調べた。
続きはソースで
(ESA・ガイアプロジェクト Timo Prustiさん)。
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/10/13952_oumuamua.jpg
■オウムアムア(青)、その故郷とされる4つの候補天体(赤)、太陽(黄色)の700万年の動きを示した図
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/10/13951_trajectory.gif
アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10198_oumuamua
引用元: ・【天文学】天文位置衛星「ガイア」が明かすオウムアムアの故郷[10/02]
続きを読む
Source: 理系にゅーす