bug_jouou_ari
1: 2021/11/03(水) 21:33:44.61
2021/11/02
「女王アリが死亡」展示が終了 来園者が見た「強さ」と「変化」 緩やかに迎える滅び「『生きること』の意味」は
https://withnews.jp/article/f0211102001qq000000000000000W08k10201qq000023858A

滅びる直前のアリたちの様子。生き抜くための「変化」があった
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出典: 空白寺さん(@vanity_temple)撮影
松川希実 朝日新聞記者
【目次略】

「女王アリが死亡しました」と周知し、女王を失ったアリの群れが衰退する「終焉(しゅうえん)」をあえて見せて話題になった展示が、女王死亡から5カ月、ついに終わりを迎えました。
見守ってきた来園者は、アリたちのある変化に「生きること」を考えたと言います。話を聞きました。

◆「展示を終了いたしました」
展示を行っていた多摩動物公園(東京都日野市)は、10月28日、ツイッターの公式アカウントで展示の「終了」を宣言しました。

 女王が死亡したハキリアリの展示は、巣内の状態が悪化したため展示を終了いたしました。新たに、バックヤードで飼育していた女王が存在している群れを展示場へ出しています。
 これまで女王亡き後の群れのゆくえを見守っていただき、ありがとうございました
 多摩動物公園(@TamaZooPark)のツイート
女王アリが死後5カ月、この群れでは働きアリたちが、女王が生きていた頃と「変わらぬ日常」を繰り返していました。

しかし、群れの働きアリたちはすべて、女王の子ども。そのため、女王アリの死が意味するのは、群れに「新しいアリ」が生まれなくなることです。
それぞれの働きアリが命尽きると同時に群れは衰退して、「日常」には間もなく終わりがくることが分かっていました。
その様子は「まるで社会を見ているようだ」「とてもエモい」と話題になりました。

公式の「終了」宣言を受けて、ツイッターでは「遂にお別れの日が訪れてしまいましたか」「一つの時代が終わったという感じがします」「ハキリアリのすごさを少しでも知ることができて良かった」などと、アリたちや展示担当者への感謝の声が次々と寄せられました。

群れの終焉を惜しむとともに、バックヤードから展示場へ「お披露目」された、若い女王アリの新しい群れについて「今度は女王のいる新しい群れ楽しみにまた行きたいと思います」という期待の声も上がりました。

◆「命の記録を残したい」
展示に魅せられて、何度も足を運び「終焉」を見守った人たちがいます。
49歳の会社員男性もその一人でした。
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「命の記録を残したい」との思いから、カメラ歴約35年の腕前で、ハキリアリの群れを撮影し、ツイッターで「空白寺(@vanity_temple)」というアカウント名で投稿してきました。
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◆「滅び」の予兆
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◆「切なくなりました」
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◆「一生懸命」
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◆「たとえ滅びが待っていたとしても」
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◆「緩やかに迎える滅び」
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【関連記事】「女王アリが死亡しました」 滅びゆく巣で働きアリが見せた社会性
https://withnews.jp/article/f0210716007qq000000000000000W08k10201qq000023336A

空白寺さんは「繁栄や永続だけが全てではない、という価値観もあり得るのだということを改めて教えてもらったように思います」と話します。
最後まで懸命に生きていたハキリアリたちに、空白寺さんは最後に、こんなメッセージを寄せてくれました。

「滅びゆくハキリアリたちから様々なことを考えるきっかけをもらいました。大げさかもしれませんが、『生きる』ということの意味を考えさせてくれたと思います。とても感謝しています」
そして多摩動物公園の皆様へ。
「普通なら隠したいであろう飼育生物の死をひるむことなく公表し、理解向上につなげようという踏み込んだ決断には心から敬意を表します」

「女王アリが死亡」の展示が終了 滅びで見せた「強さと美しさ」
女王アリが死亡した展示の前にある説明書
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Source: 理系にゅーす