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1: 2021/12/09(木) 05:03:45.49
■Gigazine(2021年12月08日 12時10分)

「巨大な宇宙船が何光年もの距離をワープによって一瞬にして移動する」といったSFでおなじみのワープ・ドライブは、これまで「現実には実現不可能」といわれてきました。ワープ・ドライブを実現するには宇宙船を亜空間の場である「ワープ・バブル」で包む必要がありますが、新たにDARPA(国防高等研究計画局)から資金提供を受けてワープ・ドライブとは全く別の研究をしていた研究チームが、ワープ・バブルを偶然に出現させたと報告しました。

ワープ・ドライブは物理学者のミゲル・アルクビエレ氏が提唱した「アルクビエレ・ドライブ」という理論に基づいています。SFドラマシリーズ「スター・トレック」に登場するワープ航法をヒントとしたアルクビエレ・ドライブは、「宇宙船の後方の時空を膨張させ、同時に前方の時空を収縮させることで宇宙船を動かす」という、いわば時空の波に乗ってサーフィンをするように航行する考え方です。

アルクビエレ・ドライブは学術的には評価されたものの、実現のためには特殊な材料と膨大なエネルギーが必要であることから、実用化は不可能だと考えられてきました。しかし、2013年にNASAのジョンソン宇宙センターにある「イーグルワークス研究所」を創設したハロルド・ホワイト博士は、アルクビエレ・ドライブの測定基準に手を加えることで、特殊素材やエネルギーの使用量を大きく削減できることを突き止めたとのこと。これを受けて非公式ではあるものの、アルクビエレ・ドライブは「アルクビエレ/ホワイトワープ・ドライブ」と呼び名が変更されています。

ワープ・ドライブの理論はホワイト博士によって進化しましたが、依然として理論の範囲を出ませんでした。しかし、最新の研究でホワイト博士は実際の「ワープ・バブル」を出現させることに成功したと発表。ワープ・バブルは宇宙船を包み込み、時空連続体をゆがめることで宇宙船を推進させるための亜空間出現現象を意味します。「明確にしておきたいのは、私たちの発見したものは『ワープ・バブルの類似品』ではないことです。小さくはありますが、私たちはワープ・バブルの本物を発見したのです」とホワイト博士は述べました。

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https://gigazine.net/news/20211208-darpa-first-warp-bubble/


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Source: 理系にゅーす