1: 2019/05/09(木) 06:49:45.54 ID:CAP_USER
オリオン座大星雲の中にある巨大原始星から吹き出すガスの中に一酸化アルミニウム分子が見つかり、その空間分布が明らかにされた。惑星の材料がどのように作られるのかを理解する手がかりとなると期待される。
【2019年5月8日 東京大学大学院理学系研究科・理学部/アルマ望遠鏡】

恒星がどのように誕生し、その周囲に惑星がどのように作られるかという問題は、太陽系や地球、生命の誕生と進化にもつながる重要なテーマであり、生まれたての恒星や惑星を観測したり、小惑星から持ち帰られたサンプルを分析したりして研究が進められている。

東京大学および宇宙航空研究開発機構の橘省吾さんたちの研究グループは、1400光年彼方のオリオン座大星雲の中に位置する原始星「オリオンKL電波源I」のアルマ望遠鏡による観測データを解析し、そこに含まれる物質とその分布を調べた。オリオンKL電波源Iは太陽の数倍以上の質量を持つとみられる原始星で、周囲の原始星円盤から回転しながら吹き出すガスの流れ(アウトフロー)が存在する。

データ解析の結果、アウトフローの中に一酸化アルミニウム分子が存在することが示され、分子の空間分布も明らかになった。一酸化アルミニウム分子が進化末期の年老いた恒星から吹き出すガス中に存在することはこれまで知られていたが、誕生直後の若い原始星の周囲に存在するのか、存在するとしてどのように分布しているのかは不明だった。

さらに、一酸化アルミニウム分子の分布が、アウトフローが吹き出す根元付近に限られていることも明らかになった。

続きはソースで

https://www.astroarts.co.jp/article/assets/2019/05/16704_distribution.jpg
(提供:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), Tachibana et al.)

アストロアーツ
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10612_alo

ダウンロード (2)

引用元: ・【天文学】オリオン座大星雲の中にある巨大原始星の周りに一酸化アルミニウムを発見[05/08]


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Source: 理系にゅーす