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1: 2021/09/11(土) 16:04:20.77 _USER9
https://dot.asahi.com/dot/2021091000085.html

小学校に続き、中学校も通わないことを宣言した不登校ユーチューバー・ゆたぼんが、8日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「オンライン始業式」を酷評した動画が波紋を呼んでいる。
夏休みが明けて全国の小・中学校で新学期の始業式が行われたが、コロナ禍で感染を防ぐため、様々な形式で行われた。ゆたぼんが批判したのは、子供たちが教室に集まり、校長や他の先生がオンラインで話しかける形式の始業式だった。

ゆたぼんは1年前の動画で「オンライン始業式」を取り上げたことを紹介。当時の動画を引用し、「やばすぎるやろ。オンラインなのになんで子供を3密の教室に集めて、先生だけ安全な場所におるの?これのどこがオンライン始業式やねん。こんなのオンライン始業式って言ってたら、世界から笑われるんで、日本」と話し、子供たちが家にいながらオンラインで始業式を見られるようにするべきと主張していた。そして、1年後もこのオンライン始業式が行われていることに、「あれから1年経って、何も学んでない。何も考えてない。何も成長していない。完全に思考停止しているし、終わっている。そもそも、このおかしい状況を見て『おかしい』って言う人がいないのがほんまやばいよな。こんな学校に行ってたら、そら思考停止してロボットみたいになってしまう子も出てくるやろうし、マジでヤバすぎると思うわ」と批判した。

この動画のコメント欄には、「小学生でもわかることを大人ができないのは『変わる気がない』からなんだよな。日本人は特に変化から逃げる傾向にあるよね」、「ホンマに思考停止しとるわ!!!同じこと思ったわ」などゆたぼんの意見に賛同するコメントが見られる。

ゆたぼんの主張に賛否両論の声がある中、千葉県内の小学校に勤める30代の男性教職員は、「子供たちを教室に集めてオンラインで始業式をすることは決して思考停止ではありません」と反論する。

「教室だと30人の子供たちですが、体育館に集めると何百人という単位になる。体育館のスペースを考えると、ソーシャルディスタンスを取れない学校が多いし、教室で行う方が感染のリスクを下げられるのです。また、ゆたぼんは子供が家にいてオンラインで始業式を見るべきと話していますが、パソコンがない家があるし、学校から貸し出す数にも限界がある」

小学校低学年の子供たちはオンラインで見る作業をなかなかできないという問題もあるという。

「ご両親が共働きの家族は小さい子供を家に置いていく事に不安があります。もちろん、学校に通うことで感染の不安を感じる親御さんはいますが、学校に子供が行くことで助かっている家庭もあるのです。学校や各家庭で様々な事情を抱えていることに想像力を張り巡らしてほしいとは思いますね。オンライン始業式が正解かについては色々な意見があるでしょうけど、『何も考えていない』と言われるのは心外ですね」(同前)

学校の校長、教頭、教職員たちはコロナ禍で始業式、授業、部活動、学校行事などについてどの形で行うのがベストなのか試行錯誤を繰り返している。ゆたぼんが言い放った「思考停止」では決してないのではないだろうか。


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Source: 理系にゅーす