1: 2019/04/01(月) 14:53:20.41 ID:CAP_USER
■戦後の車社会は無秩序な都市の拡大をもたらした

 建築家のピーター・カルソープは現在、小規模ながら国際的な影響力をもつ設計事務所「カルソープ・アソシエーツ」を率いている。米国カリフォルニア州バークレーにある彼のオフィスの壁には、彼が1993年に同志とともに設立した「ニューアーバニズム会議」の設立趣意書が額に入れて掲げてある。ニューアーバニズム(新都市主義)とは、「スプロール化」と呼ばれる無秩序な都市の拡大を批判する都市設計の動きだ。

 米国でスプロール化が始まったのは第2次世界大戦後。戦地からどっと帰還した兵士たちを待ち受けていたのは人口過密の荒廃した都市だった。彼らが結婚して子どもが生まれると、住む家が必要になった。車で郊外に向かえば開放感があったし、新時代の仲間入りをした気分にもなれたのだ。

 そうした米国の郊外住宅地と、中国が過去40年間に整備してきた超高層マンションが立ち並ぶニュータウンには似た点があるとカルソープは言う。「共通する問題が一つあります。それはスプロール化です」

 カルソープによれば、スプロール化は住民同士の人間関係を断ち切るという。公園内にそびえる高層マンションの住民は、米国の郊外住宅地の住民と同様、近所の人たちからも、下に走る車優先の道路からも断ち切られている。中国の都市開発では、商店が軒を連ねる狭い通りが姿を消し、車で混雑する10車線の大通りがそれに取って代わった。そのため「社会と経済の仕組みが壊れようとしています」とカルソープは語った。

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引用元: ・【車社会】都市を衰退させた「スプロール化」を阻止できるか[04/01]


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Source: 理系にゅーす