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1: 2021/05/29(土) 17:50:57.86
茨城県立日立一高を今春卒業した松野知紀さん(18)が米国の名門ハーバード大(マサチューセッツ州)に現役合格した。今年の日本人合格者は5~6人程度と見られ、帰国子女ではない地方公立校出身者の合格は極めてまれだ。松野さんは「教授や同級生らから知識や考え方を吸収し、社会にインパクトを与えられる存在になりたい」と、9月の入学を心待ちにしている

 4月7日早朝。寝起きに確認したインターネットで合格を知り、思わず叫び声を上げた。「ハーバードは雲の上の存在だと思っていた。信じられなかった」。約5万7000人が受験し、合格者は1968人。同大史上最も低い合格率3・4%の狭き門を突破した。

 松野さんは日立市出身。市立田尻小から日立一高付属中、日立一高へと進み、長期間海外で生活した経験はない。その一方、幼い頃から地域の英会話教室に通うなど英語に親しんできた。特に中学時代にオンライン講座を毎日受講したことで、英会話能力が格段に向上したという。

 海外に関心を持ったのは、家族でカナダなどを旅行し、多様な文化や考え方の違いに触れたのがきっかけだった。

 高校1年の時には、国際学生サミット(中国・北京)に日本代表として参加。ロシアの公共交通システムについて提言し、表彰を受けた。その後もG20大阪サミットの関連行事のY20(ユース20)などに出席し、世界各国の同世代と交流を深めるうちに「こんな環境の中で学問を究めたい」と考えるようになった。

 東大など、日本の大学との併願はしなかった。「両方目指すとどっちもダメになりそうな気がして」。狙いを海外の大学に絞った。

 周囲に同じような志を持つ友人はいなかった。「無謀な挑戦とみる雰囲気もあったけれど、突っ走りました」。受験に関連した情報はネットで調べ、海外の大学に通う人にオンラインで助言を求めた。「SAT」と呼ばれる大学進学適性試験を受け、志望動機などを英文のエッセーとして受験校ごとに「100本以上書いた」という。

 米国の大学は、試験の点数だけで合否は決まらない。高校時代に何をしてきたか、どんな能力を持つのかが評価される。松野さんは国際会議などでの活動実績、高校の英語部での取り組みなどをアピールし、ハーバード大のほかカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)やペンシルベニア大など22校に合格した。

 ハーバード大では主に政治学を学ぶつもりだ。将来は国際機関やシンクタンクでの勤務、政治家の道も視野に入れている。「マイノリティー(少数派)の意見を考慮できる政策作りの仕組みを形成したい」と話している。

写真https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210529-00000036-mai-000-4-view.jpg

毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fef10d5df0e12246628470807989f3cf91c23ae


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Source: 理系にゅーす