bug_semi_youchuu
1: 2021/05/15(土) 00:24:01.39
1634年、北米の東海岸に入植してきたヨーロッパ人は、驚きの光景を目にした。赤い目をした何百万匹もの昆虫が、地面から一斉にわき上がったのだ。
入植してきた清教徒たちはこれを「イナゴ」と呼んだ。旧約聖書に書かれている災いの一つ、イナゴの大群が現代によみがえったのではと考えたからだ。

だが、この昆虫はイナゴではなく、セミだった。13年ごと、または17年ごとに大量発生する「周期ゼミ」に関する最初の記録だったのだ。
周期ゼミは全部で7種、米国中西部と東海岸に生息してする。今年もまた、数兆匹ものセミたちが一斉に地上に現れ、木々を覆い尽くし、交尾相手を求めて騒々しい鳴き声をたてることだろう。

1エーカー(約4000平方メートル)の森に150万匹ものセミが発生する。ロックウッド氏によると、今年の夏は数兆匹が発生するという予測まである。

1962年の研究では、森のなかのある特定の場所に占めるセミの総生物量(バイオマス、総重量)は、同じ面積の牧草地が支えられる牛の生物量を上回ると推定。
この論文の中で著者は「自然条件化における陸生動物の記録としては最大」と述べている。

2021.05.13
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/stories/21/051200029

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Source: 理系にゅーす