sick_teishinchousyou
1: 2022/03/14(月) 22:20:35.25
 27歳のときにアルメニア共和国で《骨延長》と呼ばれる外科手術を受け、167cmの身長を10cm伸ばしたGenさん(30)。本業は医師だが、現在はYouTubeやTwitterで情報発信する骨延長インフルエンサーとしての顔も持つ。

 Genさんはアルメニアに約5カ月滞在したという。足の骨を人工的に4カ所切断する過酷な手術とリハビリは、一体どんなものだったのか。外国での入院、療養生活、さらにSNSで素顔や職業を公開する率直な理由を聞いた。(全2回の2回目/1回目を読む)

※記事にはショッキングな写真も含まれます。ご注意ください。

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太腿とスネの骨を対角で1カ所ずつ切っていく
――4回の骨延長手術の内容を、具体的に教えていただけますか。

Gen 僕は両足の太腿とスネ、計4カ所の骨を切りました。

 術後は必ず創外固定器をつけますが、4カ所同時に固定器をつけるのはQOLが著しく下がるので、現実的には無理です。このため、1回の手術につき「太腿1カ所と、その対角のスネを1カ所」切る方法をとりました。

 手術内容は次のようなものです。

2018年 5月 手術(1):右足太腿と左足スネの骨を切る、創外固定器の装着、髄内釘を入れる

2018年 8月 手術(2):左足太腿と右足スネの骨を切る、創外固定器の装着、髄内釘を入れる、手術(1)の創外固定器を外す

2018年10月 手術(3):手術(2)の創外固定器を外す

2020年 1月 手術(4):両足の髄内釘を全て除去

――なるほど。創外固定器はピンやワイヤーが骨とつながっているそうですが、痛みはどうなのでしょう。

Gen 術後数日は強い麻酔を使うので、そこまで痛くはなかったです。麻酔が切れたときは、ナースコールをして追加してもらいました。

 それよりも、固定器がずっと付いていて寝返りが打てないのが、地味にストレスでした。歩行練習などのリハビリは、術後翌日から行います。

「1日1mmずつ」自分でナットを回して骨を延ばす
――術後はどんどん歩く方針なんですね。創外固定器で骨を延ばす際、操作はドクターが行うのでしょうか?

Gen いえ、上半身は自由に動かせるので、操作は自分でやります。僕は術後3日から骨延長を始めました。

 創外固定器についている銀色のナットを回すと、仮骨が延びていきます。目安としては、1日に約1mmずつ伸ばせるので、身長を5cm伸ばしたい場合は50日、10cmだったら100日間が必要になります。

――1日に1mmずつ、を毎日繰り返すんですね。

Gen 延ばす際にはルールがあり、ハンドルを一気に1mm分回すのではなく、1日4回に分けて0.25mm分ずつ回します。僕は9時、12時、15時、18時の4回、忘れないようにアラームをかけてハンドルを回していました。

――骨を延ばす際は痛いんですか?

Gen  1回0.25mmなので、僕の場合は痛くありませんでした。人によっては痛みを感じる人もいるようです。

「足骨が4カ所切断」状態になる2回目の手術
――特につらかった手術はありますか?

Gen 2回目の手術です。1回目で太腿とスネの2カ所を切っていて、体はまだ回復途中の状態。そこに追加で2カ所切るので、体への負担がすごくかかるんです。

 術後2日目くらいまでは麻酔後の吐き気も含めてかなりつらくて、「なんで俺、こんなことしてるんだろう……」と思うときもありました。

(略)

https://bunshun.jp/articles/-/52539?page=1


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Source: 理系にゅーす