22380544_s
1: 2022/04/10(日) 09:47:54.19
肉や卵など動物性の食材を一切口にしない「ヴィーガン」と呼ばれる菜食主義者。健康や美容のため欧米を中心に増えています。そんなヴィーガンの考え方をお菓子作りに取り入れた女性が米子市にいます。スイーツで食の大切さを伝えます。
ラムレーズンサンドに瓶詰のレアチーズ。卵や乳製品、白砂糖は一切使われていません。動物愛護の精神から肉や魚など動物性の食材は一切口にしない「ヴィーガン」という考え方で作られています。
山口愛加さん:
「スコーンは最近ようやくこれかなっていうのができた感じ」
ヴィーガンスイーツを作っているのは米子市に住む山口愛加さん。山口さんは8年間の東京生活を経て7年前、海外生活を体験するためオーストラリアに渡りました。ヴィーガンやベジタリアンが多いオーストラリアで2年間過ごすうち自身も生活に取り入れるようになりました。
山口愛加さん:
「お菓子作りが大好きでその時ちょうどヴィーガンを知ったので、どうせつくるならヴィーガンだなと、そこからずっと毎日作り続けています」
5年前、米子市にUターン。アルバイトをしながらヴィーガンスイーツを研究し、おととし「アイカシスイーツ」を開業しました。
卵や乳製品の代わりにメイプルシロップや豆乳など植物性の食品を使います。またパイナップルやブドウなど季節の果物を3か月かけて自然発酵させお菓子作りに取り入れています。みせ優しい甘さに仕上がります。さらに。
山口愛加さん:
「品質改良されてない小麦だからアレルギーが出にくい、無農薬でその農家さんから仕入れてやってます」
地元の農家から直接仕入れるなど素材にとことんこだわります。店舗は持たず注文を受けたりイベントに参加してヴィーガンスイーツを販売しています。この日は安来市のイベントに参加。
購入者:
「このおかし、動物性のもの使ってないのにすごくおいしくて。ファンなんです。イベントあると買いに走ってます」
「子供に食べさせても罪悪感がないし、かつおいしいので」
あっという間に完売です。
山口愛加さん:
「だいたいイベントの時は2時間で終わります」
山口さんの作るヴィーガンスイーツは卵や乳製品アレルギーの人でも食べられるとあって口コミやSNSなどで話題に。開業からわずか2年で経営は軌道にのりました。

そんな山口さんにはもう一つの顔が。それは猟師です。おととし、狩猟免許を取得しました。必要最低限の動物性たんぱく質を補うため年に1頭だけ自分で捕獲し食生活に取り入れています。動物の命を尊重するヴィーガンと狩猟。一見、矛盾しているようにも思えますが。
山口愛加さん:
「自分の中ではヴィーガンと猟師はイコールなんです」
鹿やイノシシなどの動物を狩猟し必要な分だけ頂く。山口さんは食を大切にするヴィーガンの考え方と変わらないと考えます。
山口愛加さん:
「スイーツでは食生活を見直すきっかけづくりになればいいなと。狩猟では食育・いただきますの意味や山の状態を発信していければと思います」
ヴィーガンスイーツと狩猟。共通するのは食に対するリスペクト。山口さんはお菓子作りを通して食と命の大切さを伝えます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e415de1dd2c94f9a22665dbb7a0a03e7990c60ff


続きを読む
Source: 理系にゅーす