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1: 2022/05/03(火) 07:22:27.37
中国で誕生した世界初の「遺伝子操作された人間の赤ちゃん」。この赤ちゃんの“生みの親”である研究者のフー・ジェンクイは世界中から批判され、懲役3年の実刑判決を受けた。しかし、問題の赤ちゃんはいったいどこへ行ったのか。科学者たちが中国政府に「ゲノム編集ベビー」の保護を求めている。

3歳になった「ゲノム編集ベビー」
中国の生命倫理学の研究者たちが、さらなる措置を講じてゲノム編集分野の研究を規制する必要があると訴えている。問題となっているのは、中国で誕生した世界初のゲノム編集ベビーの今後についてだ。

中国の著名な生命倫理学研究者のレイ・ルイペンとキウ・レンツォンが2022年2月、中国で誕生した3人のゲノム編集ベビーを保護するよう、政府に呼びかけた。

中国の生物物理学者であるフー・ジェンクイは2018年に、ゲノム編集で遺伝子を改変した赤ちゃんを誕生させたと発表し、世界中から激しい非難を浴びた。翌年には、違法な実験を行ったとして懲役刑が下され、いまも服役中だ。

中国・武漢市にある華中科技大学の生命倫理研究者であるレイは、2022年3月に開催されたウェビナーに出席し、「(ゲノム編集の)クリスパー(CRISPR)技術は日々進歩しています」と述べた。

「ゲノム編集を施された人々をどう扱うべきか。これはきわめて重大で根幹的な倫理問題です」

クリスパーとは、DNA配列について削除・挿入・置換といった操作を行い、ゲノムを部分的に編集できる技術だ。科学者らによれば、将来的にはさまざまな遺伝性疾患の治療に活用できる可能性があるものの、現時点ではまだまだ先の話だ。

レイとともに、2月に政府に呼びかけた提言に携わったキウはインタビューで、遺伝子を改変できるゲノム編集技術はいまだ「未完成」だと指摘した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21582439a99b2df8eec728ddd4874d2c5e4c3a62


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Source: 理系にゅーす