1: 2019/03/10(日) 21:17:46.34 ID:CAP_USER
大昔の生き物の姿がそのまま地層の中に残る化石は、太古の時代を今に伝えるアイテムとして多くの人に人気があります。特に恐竜の化石の市場価格は、ハリウッドスターをはじめとする裕福な民間の収集家による需要増加につれて年々高騰しているといわれています。そんな状況に対し、古生物を研究する学者が「恐竜の化石を一般に売買することを世界的に中止するべきだ」と規制を要求していると報じられています。

Dinosaur fossil collectors ‘price museums out of the market’ | Science | The Guardian
https://www.theguardian.com/science/2019/feb/24/dinosaur-fossils-collectors-museums-price-sale

化石の標本は美術品のマーケットで取り扱われているそうで、その価格は他の美術品にも負けないほどの高価格がつけられています。例えば、白亜紀末期に生息した史上最大級の肉食恐竜であるティラノサウルス・レックスの骨格は最大1000万ドル(約11億円)に達するとのこと。また、白亜紀に生きた草食恐竜のトリケラトプスの頭蓋骨は17万ドル(約1900万円)~40万ドル(4500万円)、ジュラ紀後期に生息していた大型草食恐竜のディプロドクスの骨は57万ドル(約6300万円)~110万ドル(約1億2000万円)で取引されるそうです。

恐竜の骨だけではなく、絶滅した動物の標本の価格も高騰していて、かつては史上最大の鳥類だったものの18~19世紀に絶滅したと考えられているエピオルニスの卵の標本は13万ドル(約1400万円)で取引されたそうで、取引されたそうで、10年前と比べるとおよそ5倍の値段となっています。

しかし、こうした化石が市場に流れ、収集家の個人的なコレクションになることに対し、ミシガン大学の動物学科で淡水魚の進化を専門に研究するJerry Smith氏は「化石や標本が個人のコレクションに加わっても、その標本に含まれる新しい情報の理解や解釈、発見が科学のコミュニティにもたらされることは決してありません」と述べています。

2018年にパリで開催されたオークションに、およそ9mの体長を持つ未確認種の恐竜の化石が出品されました。この化石は230万ドル(約2億6000万円)で落札されましたが、アメリカの古脊椎動物学会はオークションの主催者に対してオークションのキャンセルを申請しました。

続きはソースで

https://i.gzn.jp/img/2019/03/10/dinosaur-fossils-collectors/a02.jpg
https://i.gzn.jp/img/2019/03/10/dinosaur-fossils-collectors/a03.jpg

https://gigazine.net/news/20190310-dinosaur-fossils-collectors/

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引用元: ・【話題】「ハリウッドのセレブが恐竜の化石を買いあさるために古生物研究が進まない」と学者が規制を要求[03/10]


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Source: 理系にゅーす