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1: 2022/05/16(月) 18:37:44.29
Apple iPod touch の生産終了により飲食業界に打撃か
オーダーも会計も一括管理可能な“ハンディ”として利用されていたが……。

テック 3 時間前

5月10日(現地時間)、「Apple(アップル)」が生産終了を発表したiPod。音楽を聴く端末として2001年から発売された本シリーズのうち唯一生き残っていたiPod touchだが、このモデルの生産打ち切りにより、意外にも飲食業界が打撃を受けてしまいそうだ。

飲食業界のどのシーンで利用されているかわからないという方も少なくはないと思うが、レストランやカフェ、居酒屋などの飲食店で、店員がオーダーを受ける際にスマートフォンのような“ハンディ”を使用している姿を見かけたことはあるだろうか。
“電話機能のないiPhone”として親しまれていた4インチディスプレイ搭載のiPod touchは、CPUにiPhone 7シリーズと同様のA10 Fusionを採用しており、最新のOSにも対応。先述した通り、電話機能を備えていないため、iPhoneと比較して約3万円近く価格が安いのも特徴的。

iPhoneを持っていれば、iPod touchの機能は全てこなせてしまうため、一般ユーザーには見向きもされなくなってしまったわけだが、BtoBのITシステム会社がそれらの特徴に目をつけ、レストランやカフェ、居酒屋などの飲食店系POSレジのオーダーエントリーシステム端末として利用されることとなった。
これにより、店舗内にWi-Fiを設置すれば、iPod touchの画面に表示されたボタンを押すだけで、厨房にオーダーが伝わる上、レジなどどデータ連携が可能になり、会計も自動で集計可能に。さらに、重量も88gと軽量であるため、ポケットにスマートに収納できるのもポイントの1つだ。

iPod touchの生産中止により、このシステムを運営するITシステム会社は代替となる端末を探さなくてはならないが、同じ「Apple」iOSで稼働するiPhoneシリーズの場合、価格が高い上に不要な電話機能もついてくる。
iPhone同様に携帯電話機能は付くものの、iPod touch並みに価格が安いAndroid端末への乗り換えもありうるが、OSの乗り換えが必要になり、新旧オーダーエントリーシステムが混在するなどの問題点があるとのこと。
ちなみにiPod touchは、現在日本の「Apple」公式オンラインストアで既に全モデル売り切れとなってしまっているため、早いところアップデートが必要となりそうだ。

テキスト

Satomi Kanno

https://hypebeast.com/jp/2022/5/apple-ipod-touch-whats-next-option-mobile-pos


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Source: 理系にゅーす