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1: 2021/06/07(月) 12:36:02.76
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5f7ba2867e77debb90e778bbc182b6e76532eed
 飛び込んだ人が体調を崩したり、大量のゴミが引き揚げられたりと、汚いイメージが定着している、大阪の道頓堀川。
実は今、川の中が見違えるほど「きれい」になっているというんです。関西テレビの撮影スタッフが潜ってみると、川の中を泳ぐ魚の姿も。
道頓堀川の今を取材しました。

■「ヘドロ」に「大腸菌」も…「危険で汚い」道頓堀川の歴史
大阪市のシンボル、道頓堀川。そのイメージを街の人に聞いてみると…
【女性】
「めちゃ汚い川。色もやばいし、臭いもやばい。人とか飛び込む」
勝利を祝うたびに、危険な飛び込みが相次ぎ…川の底から上がってくるのは、カーネルサンダースの人形や…何百台もの自転車。そして真っ黒なヘドロ…

これは、1966年放送のドキュメンタリー番組です。
【当時のナレーション】
「道頓堀は、非情の川。ありとあらゆるゴミが漂い、投身しても水死することなく、窒息死。このボウフラもわかぬ黒い水に油の膜が光るのは、
寝屋川付近の工場廃液、さらに奥の北河内から来たものであろう」

高度経済成長の時代。工場排水や下水が川に流れこみ、道頓堀川は、まるで町のゴミ箱のように扱われていました。
その後、ヘドロをとりのぞく船を作ったり、川に酸素を送り込む噴水を設置したり。
水質浄化の機運が高まっていく中、1980年、地元商店街が実施したのが、金魚の放流でした。
【放流した人】(当時)
「どうか長生きしますように。死なないでください。」

企画した商店街メンバーが、当時の裏話を教えてくれました。
【戎橋筋商店街の理事・中村正美さん】
「放流の時は、何匹かすぐに浮かんできて、慌てたことがある。まだまだ金魚には、水質が住める状態ではなかったのかもしれない」
さらにこんな物を入れようという試みも。道頓堀川で、浄化作用のある真珠貝を養殖して、水質を良くしようというのです。仕掛け人のNPO法人代表・須知さんは…
【道頓堀川で真珠養殖を企画した須知裕曠さん】
「最初はみんな『道頓堀から真珠できても、黒いもんできるでー』って言ってたけど、できたらピンクなどのパールだった。めちゃくちゃ喜びましたよ、みんな」

しかし、道頓堀川には大腸菌などが多く…
【アナウンサーのリポート】(2002年・ワールドカップ時)
「狂喜乱舞、次々と道頓堀川に人が飛び込んでいます。先ほど救急車も来ました、かなり危険ですので、本当に自重してください」
2002年のワールドカップでは、2000人近くがダイブ。お腹が痛くなったり、目の病気になる人が続出しました。

2003年、関西テレビ潜水取材班が、川底の調査を行いました。
【記者リポート】
「道頓堀川の水の中です。汚れてて、何も、ほとんど見えません。足がヘドロに埋まって…」
真っ黒なヘドロが巻き上がり、なんとブラックアウト。道頓堀川は、「汚れた危険な川」というイメージは、なかなか払拭できませんでした。

■水に潜ると、小さな魚の群れも…「アユ」が住める水質にまで改善した道頓堀川
あれから18年。道頓堀川はどうなっているのでしょうか?地元住民に聞いてみると…
【地元住民】
「だいぶきれいになってます。前のイメージとはちょっと違います」
なぜかきれいになっているという話も。
特別に許可を得て、18年前に潜ったカメラマンが、再び挑むことに。以前は、ヘドロに足をとられる恐怖を味わいましたが…
【潜水カメラマンリポート】
「グリコ看板足元の道頓堀川水底です。非常にきれいな砂地となっています。18年前ヘドロだったとは思えません」

一部、得体の知れないごみがありますが…きれいな砂地です。
しかも、あちこちで小さな魚の群れを発見しました。
別の日、水中ドローンを使って、撮影をしてみると、明かに透明度が増しています。

早速、水質を調べてもらうことに。
市内の河川の水質を戦前から調査している、大阪市立環境科学研究センターにお願いしました。
【大阪市立環境科学研究センター 研究副主幹 藤原康博さん】
「十分に魚介類が住める環境にあると言えます。生物化学的酸素要求量ですと、アユが住めるには3mg/L以下が目安とされているが、道頓堀川はこれを下回っている」

道頓堀川は、アユが住める水質にまで改善しているという驚きの結果が…
※続きはソースで


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Source: 理系にゅーす