Chromeは、昔から動作の速いブラウザですが、今回のテストでも、Speedometerベンチマークテストのスコアは107.2点でトップでした。
JetStreamテストでも99.778点で僅差の2位につけました。これもすばらしいスコアです。MotionMarkテストは449.23点の3位でした。この結果は、複雑なウェブページを表示する場合には、ほかのブラウザに遅れをとることを意味しています。
Chromeは、ほとんどのブラウザテストで超高得点を叩き出します。
また、ブラウザ拡張機能のエコシステムが充実しており、さまざまな役立つ機能を追加することもできます。その反面、ChromeはGoogleの傘下にあり、Googleは、ユーザーを追跡してターゲット広告を表示するというビジネスモデルを展開しています。
プライバシーが気になる人は、別のブラウザを検討し、いくつかのChrome設定をすぐに変更するほうがいいでしょう。
Brave:広告ブロック機能を備えた高速ブラウザ
Windowsパソコンを使った最速ブラウザのテストで、僅差の2位に入ったのがBraveです。Speedometerテストでは106点で2位につけ、JetStreamテストとMotionMarkテストではChromeをも破り、それぞれ100.002点と453.29点を獲得しました。
Braveは、プライバシーに配慮したChromeの代替ブラウザを謳っていますが、それなりに異論もあります。広告ブロック機能が組み込まれた高速ブラウザであり、その一点だけでも、Chromeに代わるよい選択肢になります。
ただし、Braveをめぐる論争を見るかぎり、プライバシーをめぐる彼らの主張を、すべて鵜呑みにするのは難しいでしょう。
Microsoft Edge:負荷が重いときに最適なブラウザ
Chromium版に移行したおかげで、Edgeは非常に速くなりました。今回のテストでは総合3位で、Speedometerでは99.5点、JetStreamでは99.071点でした。ただし、MotionMarkテストでは、479.30点というすばらしいスコアで首位に輝きました。
この結果からわかるのは、グラフィックスを多用したウェブサイトや、重い負荷のかかるウェブ上での作業には、Edgeが最適だということです。
Edgeは着々と改良されていますが、信じられないほど複雑なコンテキストメニュー(ブラウザ内で右クリックすると表示されます)のせいで、必要なオプションをすぐに見つけるのは簡単ではありません。
また、プライバシーが最優先事項なら、あまり使いたいブラウザとは言えないでしょう。
Opera:最速ではないが、機能は豊富
Operaは、今回のテストでは総合4位でした。
Speedometerは90.1点、JetStreamは95.914点、MotionMarkは415.26点です。悪いスコアではありませんが、世界最速のブラウザからはかなり遅れをとっています。
ここまでに紹介したほかのブラウザと同じく、Operaも、Chromiumをベースにしています。Facebook Messenger、WhatsApp、SpotifyやApple Musicなどの音楽配信サービスとの統合をはじめ、便利な追加機能もあります。
そうした機能を備えたOperaは、選ぶ価値のあるブラウザかもしれませんが、スポンサードコンテンツが含まれることには注意してください。
そうしたコンテンツについては、無効化を検討するほうがいいでしょう。また、プライバシーへの配慮という点でも、最高のブラウザとは言えません。
Firefox:速度は遅いが、プライバシーは万全
残念ながら、Firefoxは今回のテストの総合点で最下位でした。Speedometerではわずか77.48点、JetStreamは62.475点、MotionMarkは222.78点です。
Firefoxは、今回のテスト対象になったブラウザで唯一、Chromiumベースではありません。それがこの結果のいくばくかを説明しているかもしれません。
とはいえFirefoxは、設定にいくつか調整を加えれば、安全でプライバシーの守られたブラウザになります。その点と、すぐれたアドオンのエコシステムのおかげで、目だった存在になっています。
Safariについてひとこと
以下ソース
https://www.lifehacker.jp/article/2204the-fastest-browsers-on-windows-and-the-downsides/
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Source: 理系にゅーす