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1: 2021/11/27(土) 12:08:38.84
松坂屋静岡店(静岡市葵区)は、2022年に開店90周年を迎えるのに合わせ、3年間で全館を改装する計画を発表した。
総事業費は約17億円で、来春に本館7階に都市型水族館をオープンする。
全館改装は25年ぶりで、コロナ禍で売り上げが落ち込む中、集客の核となる施設の誘致で売り上げ増を図る。

静岡県内での市場調査などから、水族館のニーズが高いと判断した。上層階の水族館に多くの人を呼び込み、その後に各階で買い物をしてもらう「シャワー効果」が期待される。

 「四国水族館」(香川県宇多津町)や「atoa(アトア)」(神戸市中央区)を手がけるSMBC信託銀行(東京都)が、企画・立案、運営などを行う。水族館の展示内容は検討中で、今後詳細を決めるという。

 改装は、本館と北館の全ての売り場で3年かけて行う。来年は全館売り場面積の55%がリニューアルされる予定で、3月から順次オープンしていく。

 北館1、2階では、ブランドや宝飾、時計など高級品を充実させる。ハレの日や 嗜好しこう 品の売り上げは順調で、今後も伸びるとみている。

 本館では、商品や性別で分けられていた売り場構成を、消費者のライフスタイルに合わせて選ぶことができるようにする。

 大規模改装に踏み切る背景には、百貨店業界の苦境がある。1932年にオープンした同店の売上高は、ピーク時(1997年度)の347億円から減少傾向が続き、2020年度はコロナ禍もあり、149億円にまで落ち込んでいる。

落合功男店長は17日の記者会見で、「コロナで生活者の価値観やライフスタイルが大きく変化している。これまで通りモノを置くだけの施設は支持を失い、すぐに 淘汰とうた されてしまう」と強調した。その上で、商品を売るだけでなく、滞在すること自体に価値を感じられる新たな施設作りを目指すとした。

 JR静岡駅北口エリアでは、昨年7月に県内最大級の書店「戸田書店静岡本店」が閉店。今年3月には、長年にわたりファッションのシンボル的存在だった大型商業施設「静岡マルイ」が約半世紀の歴史に幕を下ろした。コロナ禍による客足の減少で飲食店も厳しい経営が続いている。落合店長は「リニューアルで、静岡駅前エリア活性化の大きな契機となると確信している」と話している。

https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211119-OYT1I50069-1.jpg

2021/11/19 16:03
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211119-OYT1T50139/


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Source: 理系にゅーす