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1: 2020/07/23(木) 09:51:53.11 _USER

→犬には強い帰巣本能があるが何を基準に帰巣を行っているか不明だった
→GPSを使った大規模な実験により一部の犬は帰巣に地磁気を使っていることがわかった
→犬は地磁気を測るために南北に向けて20m走ることで方角を感知していた

犬の驚くべき帰巣本能は数々の逸話を残していますが、彼らが何を基準に帰巣を行っているかは不明でした。

しかし近年に行われた研究によって、犬は排尿時に身体の向きを南北の線に合わせる姿勢をとることが報告されており、犬が地磁気を利用して帰巣行動を行っている可能性が浮上しました。

そこでチェコ大学の研究者たちは長年の疑問に終止符を打つため、犬の帰巣能力の正体を暴く大規模な実験を行いました。

結果、犬には以前から言われているような匂いを元にした帰巣パターンの他に、地磁気を利用したとしか思えない帰巣パターンがあることが確認されました。

どうやら犬の脳には磁気センサーと直感的なナビゲーション能力がインストールされているようなのです。

もし迷子になったら、犬の後についていけば家に帰れるかもしれませんね。

■4割以上の犬は帰巣に「もと来た道」ではなく「見知らぬ道」を選んだ

犬の帰巣行動には、やってきた道を匂いの記憶を頼りに戻っていく「トラッキング(追跡という意味)」と、全く新しい道を開拓しながら戻る「スカウティング(偵察という意味)」の2種類があることが知られています。

そこで研究チームは、27匹の犬にGPSを取り付けて、のべ622回の帰巣行動を広大な森の中で記録しました。

帰巣先は、その日飼い主と一緒に冒険をはじめた場所であり、犬たちは毎回、始まりの場所に飼い主がいることを期待して、帰巣行動を繰り返したとのこと。

実験によって行方不明になった犬は一匹もおらず、飼い主が待つ方角や実験開始時間など条件を変えても、全ての犬が帰巣を完了しました。

次に研究チームは得られたデータを分析し、犬たちの帰巣パターンを調べました。

結果、全帰巣パターンのうち、トラッキング(もと来た道を辿る)は399回、スカウティング(新しいルートで帰る)は223回行われ、50回はトラッキングからスカウティングに変化したものでした。

人間の場合、見慣れぬ森の中で置き去りにされると、ほぼ全ての人間がもと来た道を辿るトラッキング法での帰還を目指すことを考えると、犬のスカウティング率(途中変更を含め約4割)の高さは圧倒的と言えます。

なお犬の場合、帰巣行動中の平均的な移動速度はスカウティングのほうが早く(迷いがない)、また帰巣中に移動した総距離もスカウティングの方が短くて済みました。

ただ、一度の間違いによる損失距離はスカウティングのほうが大きく、トラッキングは帰巣にかかる距離がかさむものの、エラー幅が小さく着実な帰巣方法であると言えます。

しかし4割の犬はどうして見知らぬ道を帰り道として積極的に選ぶことができたのでしょうか?

続きはソースで

https://nazology.net/archives/65125

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Source: 理系にゅーす