1: 2018/10/01(月) 13:34:01.39 ID:CAP_USER
実はあまり知られていないのですが、東大は入試で「ある能力」を求めています。東大のアドミッション・ポリシーの中で、「入学試験の基本指針」として3つの力が挙げられているのです。

第一に,試験問題の内容は,高等学校教育段階において達成を目指すものと軌を一にしています。

第二に,入学後の教養教育に十分に対応できる資質として,文系・理系にとらわれず幅広く学習し,国際的な広い視野と外国語によるコミュニケーション能力を備えていることを重視します。そのため,文科各類の受験者にも理系の基礎知識や能力を求め,理科各類の受験者にも文系の基礎知識や能力を求めるほか,いずれの科類の受験者についても,外国語の基礎的な能力を要求します。

第三に,知識を詰めこむことよりも,持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します。

注目してもらいたいのが第三の「持っている知識を関連づけて解を導く能力」です。

東大のアドミッション・ポリシーを読むまで、僕はこの能力のことを、まったく意識したことがありませんでした。

偏差値35の僕が東大を目指しはじめたときに東大のホームページを見て、「は? なんだこの能力?」と思ったことを覚えています。

でも、勉強していく中で、この能力は学びの根本となる、非常に重要な能力だと気付いたのです。

今日は、これを知っておけば学習が非常に効率的になる、「持っている知識を関連づけて解を導く能力」についてお話ししたいと思います。

■関連づければ簡単!? 東大の入試問題

いったい東大は、どんな形でこの能力を問うているのでしょうか? 実際に体感してみましょう。これは、僕が東大に不合格になった年の入試問題です。

日本国内で取引されるかぼちゃは、北海道産のものとオーストラリア産のものが多い。オーストラリアからかぼちゃが輸入されている理由を答えなさい。(2015年 地理 第2問 一部改変)

少し簡単にしていますが、おおむねこんな問題です。さて、みなさんは答えられますか? また、この問題で東大がどんな知識を関連づけさせたいのか、わかりますか?

この問題を見たとき、次のように考えてしまう人がいます。

「オーストラリア産かぼちゃが多い理由なんて、今まで聞いたことがないから解けない」「この問題は、かぼちゃの生産についての知識を問う問題なんだな」

試験会場の僕も、そう感じてしまいました。

実はこれが落とし穴なんです。問題が解けないとき、知らない情報が出てきたときに、「自分は知識量が足りないから」と考えてしまうと、いつまでたっても問題が解けないのです。

この問題が解けたという東大生に話を聞くと、「かぼちゃの生産」について事前に知っていた学生は、ただの一人もいませんでした。では彼ら彼女らに、どんな知識があったのか?

「南半球は季節が逆」という知識だけです。

みなさんがかぼちゃ好きかどうか僕にはわかりませんが、かぼちゃって、年間を通して食べられますよね? 煮物やサラダ・スープなど、春夏秋冬いつでも食べるものだと思います。

でも農産物は、一つの地域だけでは(たとえば北海道だけでは)、一つの季節でしか生産できませんよね? かぼちゃは秋から冬にかけて収穫できますが、春や夏に食べたい需要もある。

だからこそ、オーストラリアなんです。オーストラリアなら、日本とは季節が逆ですから、日本が春や夏のタイミングで収穫できるのです。これがこの問題の答えです。

この問題をはじめ、東大の入試問題では「すごく単純な知識をうまく使えば解ける問題」が多数出題されています。

続きはソースで

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ニューズウィーク日本版 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-11024.php

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引用元: ・【話題】東大が入学試験にぶっ込む「頭のよさを測る」問題 日本最高の教育機関が求める能力とは?[09/28]


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Source: 理系にゅーす