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1: 2023/03/08(水) 09:27:29.16 ● BE:135853815-PLT(13000)
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<突撃イバラキ>カラス肉の生食文化 究極のジビエに挑戦

 「カラスの刺し身を食べに来ませんか?」。取材で知り合った男性から誘われ、のけ反った。県内の一部地域に伝わる食文化とのことだが、水戸支局在勤四年目にして初めて聞いた。ジビエ(野生鳥獣肉)料理は嫌いでないし、実はカラスも焼き鳥ならぬ「焼き烏(からす)」なら試したことはあるのだが、生食となると話は別。悩んだ末、「やめた方がいいんじゃないか…」と心配する上司をよそに、好奇心が勝って行ってみることにした。さて、お味の方は?。(宮尾幹成)

(略)

 この日、カラス狩猟歴四十年というご主人が用意してくれたのは、ハシブトガラスとハシボソガラスの二種類、計十三羽。まずは串に刺したモモ肉を、いろりの灰に立てていく。
 焼き上がりを待つ間に、ムネ肉の刺し身(しょうゆ漬け)が出てきた。一羽で数十グラムしか取れない希少部位。レバーを思わせる、かなり濃い赤身だ。
 まずは一切れ。柔らかい。味や食感は馬肉や鯨肉の刺し身に近いか。スイートポテトとは違う気がするが、確かに臭みは全然ない。続けて二切れほどいただく。「さっぱりしていて食べやすい」と、他の初参加者の箸も進んでいた。

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 基本的には、煮て食おうが焼いて食おうが自由とのこと。だが生食については、生活衛生課の担当者から「食中毒のリスクはかなりある。禁止されているわけではないが、控えてほしい」とくぎを刺された。

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 そうは言っても、カラスの刺し身は想像以上に魅力的だった。牛肉のユッケや「とりわさ」のように商業ベースに載せるのはハードルが高いだろうが、この貴重な食文化がゲテモノ扱いされたまま先細ってしまうのはあまりにも惜しい。
 他では味わえないごちそうを存分に堪能した日、別の常連さんが力説していた。「食べ物への偏見は差別につながる。偏見をなくすことが世界平和につながるんです」。膝を打った。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/235065


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Source: 理系にゅーす