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1: 2020/09/25(金) 08:45:16.38

 新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する中、回復して陰性となった後も体調不良を訴える人がいる。倦怠けんたい感や息切れ、関節痛、神経疾患、抜け毛…。国内外で幅広い症例が取り沙汰されている中、厚生労働省は8月から、後遺症かどうかを含めて実態調査に乗り出している。(今村節、赤川肇)

◆「いつまで続くのか…」「忘れたいのに忘れられない」

 「少し歩いたり泳いだりしただけで息が切れ、たくさん空気を吸い込めずに息苦しい」。新型コロナ感染症で入院した名古屋市の40代の男性会社員は8月中旬に退院したが、感染前と比べて体調の変化に気付いた。胸が痛む日もあるという。

 さらに、洗髪中に抜けた髪の毛がべったりついた手を見て驚いた。数えてみると300本ほど。「後遺症だろうか」

 同じような体験をした人と会員制交流サイト(SNS)で情報を交換したり、インターネットで調べたりした。どの症状も日常生活に支障があるほどではないため、仕事に復帰し、診察は受けていない。単に入院で体力が落ちたせいか、後遺症かは分からない。ただ、「いつまで続くのか」と人知れず不安が募る。

 「最近息しづらい。コロナの後遺症かな。味も匂いもしないし、生きていて楽しくなくなっていく…」「入院していたのが遠い昔のようだけど、まだ4カ月前。朝は体の痛みから始まる。コロナを忘れたいのに、忘れられない」

◆医学的に不明 9割近くが治癒から2カ月経っても不調

 短文投稿サイトのツイッターにも「#コロナ後遺症」のハッシュタグとともに、この男性のように後遺症への心配や理解不足を嘆く声が寄せられている。

 新型コロナについては、医学的に長期間の影響がどう残るかは明らかになっておらず、後遺症の実態も調査、研究途上にある。ただ、米有力医学誌「JAMA」に掲載されたイタリアの調査によると、回復した143人のうち87%が発症から平均60日を経ても何らかの不調を訴えた。症状別では倦怠感、呼吸困難、関節痛の順に多い。味覚障害も約1割に上る。

 世界保健機関(WHO)は8月、「呼吸器だけでなく心血管や末梢まっしょう神経への後遺症を示唆する研究もあるほか、精神的な後遺症も報告されている」と指摘。各国に継続的な追跡と支援を求めている。

 延べ感染者が世界最多の650万人を超えた米国。中西部オハイオ州の皮膚科医シルピ・ケタルパル氏は、コロナに感染した2~3カ月後に抜け毛を訴える人が目立つとの報告書を発表した。感染による心身へのダメージ、高熱、体重減少といったストレスに遺伝的要因も加わり、髪の毛が生え替わる周期が一時的に狂うのが原因と指摘する。

◆未感染でもストレスでの抜け毛も 厚労省は来春まで追跡調査

 感染したことがない人でも「経済不安や家族の感染などコロナ禍に関連するストレス」で抜け毛を訴える例があるという。

 厚労省の調査は来年3月末までの予定で、感染から回復した2000人を対象に呼吸機能への影響を検査したり、自覚症状を尋ねたりする。担当者は取材に「(後遺症に関する)各国の研究を比べても結果が一致していない」と指摘し、「日本としても研究結果をまとめ、知見を追跡していくことが大事だ」と話した

以下全文はソース先で

2020年9月25日 05時55分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/57563

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Source: 理系にゅーす