1: 2019/06/08(土) 10:58:08.38 ID:CAP_USER
アレルギーについてわかってきた「常識を覆す意外な事実」

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2019/05/25
著作:講談社,現代ビジネス

 厚⽣労働省の推計によると、今、国⺠の2⼈に1⼈が何らかのアレルギーを持っていると⾔われる。
 ⾷物アレルギー、花粉症、アトピー性⽪膚炎、気管⽀喘息……。アレルギー疾患はここ半世紀ほどの間に急増しているというのが各分野の共通認識だ。
 わずか数⼗年から100年程度で、人間が生物として大きく変化したとは考えられない。にもかかわらず明らかな異変が起きている。
 何らかの環境の変化が、現代病とも呼べるアレルギー症状を誘発していると考える方が自然だ。

 ・変わる⾷物アレルギーの認識

 ⾷物アレルギーは世界的に増加傾向にあり、ショック症状が重ければ命にも関わる。
 当時、ピーナッツアレルギーが問題となっていたアメリカでは、2000年頃にアメリカ小児科学会がガイドラインを作成し、乳幼児期にピーナッツを食べると深刻なアレルギーにつながると発表した。

 年々増加する子供の食品アレルギーを背景に、加工食品や調理済み食品の販売に対しての⾷品表⽰義務の厳格化が世界的に広まった。
 鶏卵や⼩⻨、⽜乳、エビ、カニ、ソバやピーナッツなど、多くの⾷品がアレルギーの原因物質=アレルゲンとして、⾷品表⽰義務を課されている。

 食品アレルギーの予防には「できるだけアレルゲンの摂取を避けること」というのが、今までの常識であった。しかし近年、その常識を覆す事実が次々と出てきている。

 ・アレルゲンを少量ずつ食べた方が…?

 2015年アメリカアレルギー学会で、ロンドン⼤学のギデオン・ラック(Gideon Lack)教授が発表したのは、「アレルギーの原因となる⾷物を避けるより、
 アレルゲンを少量ずつ⾷べる⽅がアレルギー反応は起きない」という、これまでの常識を覆す衝撃の内容だった。

 教授はピーナッツアレルギーに関する研究で、離乳期からピーナッツバターが使われている「バンバ」というおやつをよく⾷べるイスラエルの⼦供と、
 離乳期から幼少期にピーナッツを含む⾷品を避ける傾向にあるイギリスの⼦供に、アレルギー検査を行った。

 その結果、ピーナッツを避けていたイギリスの子供の⽅が、ピーナッツを日常的に摂取していたイスラエルの子供よりも、ピーナッツアレルギーをもつ⼦供の割合が10倍も⾼かったのだ。

 アレルゲンを避けている子供に、なぜアレルギー症状が多く出てしまうのか。教授は90年代に、アメリカで研究していた頃のことを思い出した。

 それは、マウスの皮膚に卵を塗ると、皮膚を通して卵アレルギーを起こすマウスが現れることだった。そのマウスにその後、卵を食べさせるとアレルギー症状を引き起こすようになってしまうのだ。

 そこで、イギリスの子供の生活環境を調べていたギデオン・ラック教授が注⽬したのが「ベビークリーム」だった。

 当時イギリスの多くの⺟親が、おむつかぶれや乾燥肌などに使⽤していたベビークリームの中に、ピーナッツオイルを原料に使⽤しているものがあったのだ。

 調べてみると、このピーナッツオイルを含んだベビーオイルを使⽤していた⼦供は、使⽤していない⼦供に⽐べて、7倍もの⾼い割合で経口摂取によるピーナッツアレルギーをもっていることが分かったのだった。

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引用元: ・【医学】アレルギーについてわかってきた「常識を覆す意外な事実」[05/25]


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Source: 理系にゅーす