木村容疑者が密造したとされる火薬の原材料について、一部はインターネットを通じて購入されていたことも判明した。ネット上の情報を参考に火薬を自作した可能性もあり、和歌山県警はパソコン内の爆発物や火薬に関するデータを消去して証拠隠滅を図った疑いもあるとみている。
木村容疑者は4月15日午前、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、衆院和歌山1区補選の応援演説に訪れた岸田首相のそばに爆発物を投げ込み、演説を妨害したとして威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された。
捜査関係者によると、県警は兵庫県川西市にある木村容疑者の自宅からパソコンを押収。詳しく解析した結果、データのほとんどが残されていなかったことが判明した。パソコンを購入時の状態にリセットする「初期化」の操作が実行された形跡があったという。
ただ、事件直前に閲覧したホームページの履歴は確認できる状態だった。自民党のサイトにアクセスした記録が残っていたのは分かっており、岸田首相の遊説日程を調べていた可能性がある。
木村容疑者は火薬約530グラムを密造した疑いで再逮捕された。容疑者の部屋から押収された粉末を鑑定したところ、花火などに使われる黒色火薬の成分が検出された。捜査の過程で原材料の一部は、2022年11月にインターネット経由でクレジットカードを使って入手していたことも新たに判明した。和歌山県警はこの頃から原材料を調合するなどして密造を始めたとみており、詳しい経緯を調べている。…
(続きは以下より)
https://mainichi.jp/articles/20230515/k00/00m/040/127000c
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Source: 理系にゅーす