news_fake_dema (1)
1: 2021/10/26(火) 12:38:09.71
動画サイトのYouTubeが、ワクチン全般に関する偽情報の投稿を禁止する方針を打ち出した。
新型コロナウイルスワクチンも含まれる。動画の削除だけでなく、チャンネル停止の措置をとったケースもあるようだね。

ボクとしては、もっと早くやるべきだったと思う。コロナワクチンをめぐって陰謀論みたいなのがやたらと拡散されていたからね。
「ワクチンを打つと不妊になる」みたいなやつだ。こうした“ネット陰謀論”の発信者自体はごく少数なんだけど、
その投稿が次々と拡散されて、多くの人の目に飛び込むようになるんだ。

インターネットはスマートフォンの普及とともに急速に進化していったが、飛び交う情報は玉石混交だ。
一見するだけで重大ニュースなのかフェイクなのかを見抜くのは難しい。ただの偽情報なのに「これこそが隠されていた真実だ」と影響を受けてしまう可能性もある。

今の若い人たちにとっては、何か分からないことがあったらまずSNSやYouTubeの投稿をチェックするというのが当たり前。
だからこそ、ネット陰謀論には注意しないといけない。

ネットで読み物というと以前はブログが主流だったけど、今では古本みたいな存在。「人気ブロガー」という言葉も使われなくなったね。

コロナワクチンについてはかなり情報が行き渡ってきているし、現実に新規感染者数が減るなど効果が現れているから、
今さら陰謀論を展開して金もうけしようとしても注目されないかもね。まあ、運営側から動画を削除されて「言論封鎖だ!」と声高に主張する人もいるだろうけど。

一方で、そんな雑多な世界こそがネットの醍醐味(だいごみ)だということもあるだろう。
動画サイトを見れば、音楽やエンタメ色の強い動画と同じように、人工地震みたいなトンデモな世界観の投稿が楽しめる。

ボクは、たとえ無法地帯のジャングルで好き勝手にやっていたとしても、
使う人たちが進化していって、みんながいい具合に共存できる社会がネット上でも形成されていくだろうと考えていた。

YouTubeとしても、最低限のルールだけは設けて後は投稿者たちに好き勝手にやらせても、自然に収束していく「神の見えざる手」を期待していたのかもしれない。
でもそれだと時間がかかるし進化を待つのも大変だから、運営側として口を出すようになってきたということだろう。

今回のようにルールに変更を加えたのは、放っておいたらとばっちりを食うかもしれないという考えがあったかもしれないね。

■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。
愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。
芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。「大炎上」(扶桑社新書)、「全身美容外科医」(講談社+α新書)など著書多数。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/211026/dom2110260001-n1.html


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Source: 理系にゅーす