座席に座っているだけでいいし、飛行機や新幹線とは比較にならないくらい安い。在来線を乗り継いで移動するよりも安い場合がほとんどだし、夜行バスもある。
これによって、たとえば金曜日の夜中に夜行バスに乗り込んで、翌土曜日の朝には目的地に到着、休日を満喫するなんてことも可能になる。夜行バスだから移動中は寝ていてもOKってのも気がラクだよね。僕も30代の前半くらいまでは結構利用していた。
ところが、今はもう絶対に利用したいと思わない。何故なら、圧倒的な安さというメリットと比較して、デメリットがとにかくバカにできなくなったためだ……。(文:松本ミゾレ)
■時間つぶしとかで、なんだかんだ5000円ぐらい追加でかかる?
先日、ガールズちゃんねるに「夜行バスは本当にお得なのか」というトピックが立っていた。これを立てた人物は女性であるが、女性ならではの苦悩も交えた書き込みをしているので、ちょっと引用をさせていただきたい。
「わたしは夜行バスのときは3列シートでよく移動します。価格変動もありますが新幹線往復のときと、3列シート往復では、5000円ほどの差額があります。そして夜行バスのときは、早朝の身だしなみを整えるためや朝食、時間つぶし、そして夜遅くの時間つぶしのためにカフェなどに入る時間も増えて結局5000円くらい余計にかかっています。それを思うと本当に高速バスはお得なのか分からなくなります。『一瞬お得な気持ちになるだけなのでは?』と思ったり…」
このように、僕みたいな着の身着のままで乗り込める男性と違い、女性は到着後の身だしなみにもお金と時間を費やす必要がある。3列シートの購入も、女性にとっては必須だろう。暗い車内で誰かも分からん人と密接するほど恐ろしいことはないので。
また、夜行バスって目的地到着が早朝。それもガチでまだ始発が動き始めた直後の到着になることも多々あるため、時間つぶしのカフェ利用ってのも男女問わずあるあるなんだよね。
夜行バス利用の最大のメリットは安さだが、果たしてこれは本当にそこまで圧倒的な利点なのか。トピックを立てたこの女性以外にも、疑問を感じている方はいるので、これまた引用させていただきたい。
「年齢を重ね、体力の回復に使うアイテムが多くなり夜行バスは選択肢から外れました」
「アラフィフで挑戦したけど体がボロボロになったから全然お得感なかった」
「決まって体調が悪くなって本来の旅を楽しめなくなるから新幹線移動に落ち着いたよ」
「トイレ行けないが怖くて乗れない」
そうだったそうだった。夜行バスといえばトイレの問題はあるよね。一応車内にトイレが設置されているバスも多いけど、深夜移動中のバスってマジで真っ暗だから、導線も把握しにくく位置がよく分からない。
その上でトイレを利用している際の音を、他の乗客に聞かれるのも恥ずかしい。深夜って日中と違い、走行中のバスの割に妙に静かだから余計気が引ける。だから大抵の乗客は、サービスエリア到着までトイレを我慢するんだよね。
■若いうちはいいけれど……
若い頃の僕は、とにかく夜行バスを活用しまくった。新潟県から東京の池袋までだ。夜中の23時過ぎバスに乗る。車内は発進するとしばらくして照明が落ち、本当に漆黒の闇の中状態になる。スマホの液晶を見ようにも、光量を最小限に絞ってもえらく周囲を明るく照らしてしまう。ほかの乗客に迷惑になりそうなので後はもう寝るだけ。
乗客の多くはすぐに寝息を立てるし、眠れなくても目を閉じてりゃ勝手に目的地に向かってくれているので、そういう意味では助かった。
ただ、大抵の夜行バスは座席も窮屈で、隣に太った人が座ると結構しんどい(だから1人で2席予約する人もいたし、それでも料金はさほど高くならなかった)。隣人ガチャみたいな側面もあるにはあるので、ある程度気にしないためには、バスに乗り込む前にある程度自分を疲れさせておき、乗車後は泥のように眠りやすい状態を作ることも大事だった。
座席は年々快適に座れるような、エコノミー症候群になりにくいものが搭載されるようになったが、これもやっぱり座りっぱなしだと腰に良くはない。到着したら体がガッチガチだったということも、数回ある。でもとにかく若かったから、それも織り込み済みというか…
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
2025年3月1日 6時0分 キャリコネニュース
https://news.livedoor.com/article/detail/28249323/
画像
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/3/f3ed9_1591_d00ef2e4_23a74f55.jpg
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Source: 理系にゅーす