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1: 2022/04/22(金) 12:18:13.07
マイクロプラスチックの小さな粒子 身近な生活空間に漂う
2022年04月14日 07時04分

 プラスチックが劣化して発生する「マイクロプラスチック」が、目に見えないほど小さな粒子になり、身近な生活空間に漂っていることを京都大学の研究グループが明らかにしました。
研究グループは、発生源となるプラスチックの使用を少しでも減らすよう呼びかけています。

 「マイクロプラスチック」は、プラスチック製品などが劣化し、粉々になったものです。

 京都大学の田中周平准教授の研究グループは、目に見えないほど小さな粒子状になったマイクロプラスチックが身近な生活空間にどれくらい存在するか調べようと滋賀県内の歩道で空気を採取して分析しました。

 その結果、1立方メートルの空気に含まれていたマイクロプラスチックの粒子は、▼1ミリの1000分の1、1ミクロンのサイズで合わせて0.18マイクログラム、
▼それより少し大きい、2.5ミクロンのサイズで0.1マイクログラム、確認されました。

 研究グループなどによりますと、目に見えないほど小さなマイクロプラスチックの粒子が身近な生活空間に漂っていることがわかったのは世界的にも珍しいということです。

 空気を採取した高さは人の顔の位置を想定して地上1.6メートルほどで、研究グループは、粒子が呼吸を通して人体に取り込まれるおそれがあるとしています。

 田中准教授は「人体への影響はまだわかっていないが、まずはプラスチックの使用を少しでも減らし、屋外にあるプラスチックが劣化して粉々になる前に回収することが重要だ」と呼びかけています。

NHK 関西のニュース
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220414/2000060128.html

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体内で見つかったマイクロプラスチック、小腸から侵入か。人体への影響は(オルタナ) – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/54e7746abe4665cbf4f3f352582bba1de066cb5ehttps://www.alterna.co.jp/47976/
――私たちの一番の関心は、マイクロプラスチックが人の健康に影響するかどうかです。
「小腸は大き目の(数マイクロメートルまでの)マイクロプラスチックを免疫系まで取り込んでいると考えられ、免疫反応に影響する可能性はあるでしょう。しかし現状の取り込み量では、人体に影響を及ぼすほどの量のプラスチックが蓄積されるとは考えにくいと思います」
――それならば、ひとまずは安心ですが、もし大量にマイクロプラスチックを体内に取り込んでしまった場合はどうなるのでしょうか。
「あくまで極めて大量に曝露をした際の実験室での知見ですが、多量に与えれば細胞は死にます。また死亡に至らずとも影響はでますし、免疫系の細胞の活性化はひき起こされるようです。ちょうど免疫細胞がバクテリアを処理するときのような反応が起こります。(省略)


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Source: 理系にゅーす