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1: 2021/06/03(木) 17:56:55.76
死者・行方不明者43人を出した雲仙・普賢岳(長崎県)の大火砕流が起きてから3日で30年。
発生直後の記事を復刻し、当時の厳しい状況を改めて伝えたい。

●黒い顔 息もできず 病院は修羅場 雲仙・大火砕流

「痛い」「水、水をくれ」と叫び廊下を転げ回る負傷者。「今、水を飲んじゃだめ」と絶叫する看護婦。
負傷者が担ぎ込まれた県立島原温泉病院など、島原市内の病院は悲鳴と怒声が飛び交う修羅場と化した。

負傷者の衣服を切ると、手足の皮膚がぼろぼろと落ちて、真っ赤な血がしたたる。「人間の顔じゃなかった」と目撃者。ほとんどが3-4度の全身やけど。
自力呼吸もできず、気管を切開したり、口の奥にチューブを突っ込んだうえ、包帯でぐるぐる巻きにされたり、黒くススけた顔だけがのぞく異様な姿。負傷者の体を冷やすためのカチ割り氷や放水で、フロアは水浸しだ。

島原温泉病院には、家族らが詰め掛け、手術室の扉が開く度に「大丈夫か」と声を詰まらせた。また手術室から出て来ない息子を気遣う母親の姿もあった。

●炎のみ込み気道やけど 負傷者の病状

17人のけが人が運び込まれた島原市の島原温泉病院では3日午後10時すぎ、蓮本正詞院長らが会見。「まるで炎をのみ込んだような状態」と、病状を説明した。

患者のうち13人は口と肺を結ぶ気道がやけどではれているため呼吸が困難な状態。8人がのどの切開手術を受け、5人がのどに酸素吸入用のチューブを入れる応急処置を受けた。

火砕流によるやけどは、一挙に高熱の空気が迫るため、全身やけどのほかにも、のどにやけどを負うのが特徴。熱風が肺まで達するような場合、12時間以上の生存は難しくなるという。

6/3(木) 9:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaa438373cbede74dee09d2dda2fdb73b109e0ab?page=2


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Source: 理系にゅーす