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1: 2021/05/27(木) 04:57:53.06
「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」を運営する株式会社ナガセは、4月に実施した「第2回4月 共通テスト本番レベル模試」の受験者の志望動向を分析し、過去3カ年のデータと比較しました。全体として理系人気の高まりと文系の低下という近年の傾向は変わらず、特に工学系の人気がさらに高まりました。医歯薬系では医学系・薬学系が増加する一方で、看護・保健・医療技術系は減少しています。なお、本データはあくまで各年4月時点の志望動向と比較したものであり、実際のその年の大学入試における出願傾向とは、ずれがあります。

(2021年4月25日実施 第2回4月共通テスト本番レベル模試受験者53,418名)

1.文系の人気低迷は変わらず、人文系を除き前年より減

文系の人気低迷が続き、特に、経済・経営・商学系は18年と比較すると2.9ポイント下落しています。外国語系は、20年4月時点では2.3%と前年を上回っていましたが、実際の大学入試では長引くコロナ禍による国際交流の減少の懸念から志願者を減らしており、その影響が2021年も続く形です。例年、一定の志願者を確保する文・人文・人間系は数年前の水準を維持しています。
 
2.続く理系人気 工学系、特にデータサイエンス分野が牽引

理系全体でみると人気が継続しています。理学系の占有率が減少していますが、より就職に有利と思われる工学系に流れているためと考えられます。工学系は18年と比較して1.8ポイント増加していますが、特にデータサイエンス分野の人気が影響しています。農林・水産・獣医学系は、3月時点比較すると過去3年間の下落から一転して復調傾向にあります。

3.医学系・薬学系は人気上昇も看護系統は低下

医歯薬系では、看護・保健・医療技術系を除き人気が高まっている状況です。医学系は2021年入試においても人気でしたが、地方の成績上位層が、地元大の医学部を志望していることが一因と考えられます。薬学系の人気が上昇していますが、景気の悪化による資格志向に加えて、新型コロナウイルスのワクチンへの関心の高まりも影響していると考えられます。

https://www.agara.co.jp/article/126324


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Source: 理系にゅーす