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1: 2021/09/28(火) 20:56:24.75
私立大学の今春の入学定員充足率が全体で初めて100%を下回ったことが28日、日本私立学校振興・共済事業団の調査でわかった。定員割れとなった大学の割合は、ほぼ半数となった。18歳人口の減少が主な原因とみられ、今後、大学経営はさらに厳しさを増すとみられる。

調査は1999年度から毎年行われ、今年度は募集停止などをのぞく私立大597校などが対象。入学者数を入学定員で割った入学定員充足率は99・8%で、100%を切ったのは、調査開始以降の23年間で初めて。定員割れの大学は前年度から93校増えて277校で、半数近い46・4%に上った。

18歳人口は近年、年間5000~1万8000人ずつ減ってきたが、今年度は114万1140人で、前年度に比べ2万6208人減(2・2%減)と減少幅が大きくなった。文部科学省の推計では、18歳人口の減少傾向は今後も続き、33年度には100万人を切り、40年度には88万人になる。

他の要因には、新型コロナウイルスの影響による外国人留学生の入国制限、文科省による都市部を中心とする大学への定員厳格化、今年1月に行われた初の大学入学共通テストを避けるため、20年春、19年春の受験生が浪人を選ばなかったことなどが挙げられる。

私立大の収入は約8割を入学金や授業料などの学納金に頼り、学生数の減少は経営に直接影響する。私立大数は3年連続で増え、今年度は過去最高の619校で、現在の定員数のままでは、定員充足率はさらに低下し、経営難に陥る大学も出るとみられる。

読売新聞オンライン
2021/09/28 19:22
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20210928-OYT1T50212/


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Source: 理系にゅーす