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1: 2025/03/22(土) 09:05:33.28
ネコの「宿命の病」ともいわれる腎臓病に侵されたネコのための新薬が完成し、来月にも臨床試験が始まる。来春には農林水産省に承認申請する計画で、早ければ令和9年春ごろの実用化を目指す意向だ。研究を進める一般社団法人「AIM医学研究所」(略称IAM、東京都)の宮﨑徹所長(62)=免疫学=は「愛猫家の応援に恩返しするため、できるだけ早く、安価で提供したい」と話している。

ネコは5歳ごろから腎機能に異常が出始め、腎臓病で死ぬことが多い。宮﨑所長はスイス・バーゼル免疫学研究所(当時)の主任研究員だった1999年、多くの動物の血液中に存在し、体内の老廃物(ごみ)を掃除するタンパク質「AIM」を発見し、論文で発表。東京大大学院医学系研究科教授だった平成28年、ネコはAIMが先天的に機能しないため、腎臓内にごみが蓄積し、腎臓病になりやすいことを明らかにした。

研究は愛猫家らに注目され、半年で3億円近い寄付が寄せられた。期待と責任の大きさを痛感した宮﨑所長は薬の開発を加速させるため、令和4年に東大を辞めてIAMを設立。AIMを使ったネコ薬とヒト薬の開発を進めるとともに、5年に製薬ベンチャー「IAM CAT」を設立して治験に必要な資金も調達した。ネコ薬は凍結乾燥させたAIMを投与する計画で、台湾に製造拠点も確保したという。
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2025/3/22 08:00 産経新聞
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Source: 理系にゅーす