娘がいる男性は、そうではない男性よりも、男性は仕事に行き、女性は家庭で育児に専念するべき、といった伝統的なジェンダーロール(性別によって社会から期待される役割や行動様式)にこだわる傾向がかなり低い。「マイティーガール(パワフルな女の子)効果(Mighty Girl Effect)」と呼ばれるこうした傾向は、娘の成長につれて強まることも分かった。研究の結果、小学生の娘がいる父親は、一家の大黒柱は男性であるべきだと考える割合が、同年代の娘を持たない男性に比べて8%少なく、娘が中学生になると、その割合は11%に拡大した。
英オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)発行の「オックスフォード・エコノミック・ペーパーズ(Oxford Economic Papers)」に掲載された論文は、女児のいる男性は子育てを通して、少女や成人女性たちが社会で被るさまざまな不利益を理解するようになり、その結果、自分自身の考え方もかなり変わってくるのではないかと指摘している。
研究チームは、英国内で1991~2012年の約20年間にわたり、娘を持ったことで父親と母親にそれぞれどのような影響があったかを分析。夫が稼ぎ、妻は家事をするべきという伝統的なジェンダーロールにこだわる程度を調べた。
その結果、娘のいる男性は、そうした固定観念を抱く割合が低く、特に娘が学齢に達すると、その傾向が強まることが分かった。
一方、母親には有意の影響は認められず、娘を持つことが親に与える影響には男女差があるという過去の研究を裏付ける結果となった。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00010000-clc_teleg-int

引用元: ・【ジェンダー】娘がいる男性は性差別意識が低くなる傾向 研究[12/22]
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Source: 理系にゅーす