この大胆な予想はたちまち大きな注目を集めた。
ルカン氏がChatGPTを非難するのは今回が初めてではない。まず技術面で特に革新的なところがないという理由でChatGPTに懐疑的な立場を取っている。他の企業も同様の技術を持っており、ChatGPTを開発したOpenAIが特に先進的というわけではなく、単に技術を上手く組み合わせたに過ぎないというのがその考えだ。
あまりに大きな反響があったためかルカン氏は後日、自身の発言を釈明している。OpenAIを批判しているのではないこと、ChatGPTは信じられないほど革新的なもので他社サービスを凌駕しているという世間やメディアの捉え方を正したいだけだとし、ChatGPTの基盤技術を誇張したり喧伝したりしてほしくないことを表明した。
ルカン氏の考えでは、大規模言語モデルで訓練されたAIシステムは純粋にテキストによってのみ訓練された非常に限定的なものであり、現実世界における人類の本当の経験を学ぶことはできない。
(中略)
しぼむChatGPTバブル
ChatGPTは今や世界で1億人以上に利用され、多くの人が有料版ChatGPT PLUSを使うために毎月20ドル(約2800円)を支払っている。しかし、ウェブサイト分析のSimilarWebのデータでは、ChatGPTへのアクセス数は今年1月から3月までは大幅に増加していたが、4月に勢いが鈍化した。伸び率は3月に前月比55.8%だったのが12.6%に落ち込み、5月もわずか2.8%にまで下落、6月にはマイナスになると予測されている。
複数の国での調査結果によると、ChatGPTの利用率は想像していたほど高くなく、4割以上の人が聞いたことがない、もしくは使っていないという。また、目新しさを感じなくなった一般のユーザーを引き留めることもできなかった。
ルカン氏の発言は必ずしも客観的とは言えない。しかし市場の反応からみれば、大規模言語モデルのブームは確かに冷めつつある。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は、AIは「ベビーバブル(小粒のバブル)」の状態で、このAI熱は21世紀初頭のインターネットバブルを思い出させるとした。さらに、米国株の動きがよいとはいえ、企業も株主も大量に株を手放していることから、AIバブルははじけてしまうだろうと警告している。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f375a23ddb0314d2ef67ba22928d6262e4c3fb18
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Source: 理系にゅーす
