drug_yakubutsu_mayaku_ranyou
1: 2022/06/17(金) 20:45:18.10
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20220615/med/00m/100/013000c
 今年の「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞した「誰(た)がために医師はいる クスリとヒトの現代論」(みすず書房)の筆者は、精神科医の松本俊彦さん(54)だ。
薬物依存治療の国内第一人者として知られる松本さんは、国立の医療機関の要職にありながら、
国の乱用防止の標語「ダメ。ゼッタイ。」を「患者を回復から遠ざける呪文だ」と手厳しく批判する。
私たちの社会は、依存症という病気の本質をどこまで理解できているだろうか。

■医学部で教わらなかった世界
<松本さんは国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)の薬物依存研究部長。今も外来で患者の診療を続けている。
受賞作は月刊誌「みすず」に3年間連載したエッセーをまとめた本で、自伝としても読める>

 ――若い頃、薬物依存を専門にしようとは考えていなかったようですね。
 ◆印象が良くないですからね。薬物依存は治療対象というより犯罪と捉えられていたし、早い時期から精神医療としては「お手上げ」の状態でした。
  患者さんは治してほしくて通院するけれど、薬物を嫌いにさせる薬はないんです。薬の処方が一例ですが、医者は患者に何かをしてあげられるのがうれしく、
  アイデンティティー(自己証明)になる。けれど、依存症はそれが全部ぶっ壊され、ことごとく無力感を味わわせられるんです。

 ――転機になったのは?
 ◆いくつかありますが、大きかったのは自助グループとの出合いです。患者さんの誘いで一般の人も参加できるミーティングに出ると、
  病院では問題ばかり起こしていた患者さんが生き生きと失敗談を語り、大ウケしていた。大学医学部では全く教わらない世界で「何なんだ? ここは」と思いました。
  自分のこれまでの常識からはみ出た感じにひかれたのかもしれません。

■「人」に依存できない依存症者
<松本さんの語る薬物、特に覚醒剤依存の患者の姿は、一般のイメージとはかなり異なる。彼らがクスリを使い続けるのは「快楽」のためではない、と断言する>

 ◆よく覚醒剤は「脳がハイジャックされる」と言われますが、一度の使用で簡単にハイジャックはされません。
  大抵の人の初体験は、アルコールやたばこがそうであるように、軽い不快感を自覚する程度の「拍子抜け」で終わります。
  それに「快楽」は飽きる。人はどんなおいしいものも毎日は食べません。
  それならなぜ薬物を使うかとい…

※無料部分ここまで

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Source: 理系にゅーす