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1: 2022/03/11(金) 14:55:43.01
AERA2022/03/11 11:30
https://dot.asahi.com/wa/2022031000087.html

(略)
今年は、東大の一般入試の志願者数9507人に対し、2996人が合格した。女子の割合は昨年20%に乗せたが、今年は19・8%と再び2割を切った。

藤垣裕子副学長は10日のオンライン記者会見で、

「女子の志願者数の割合は過去4年間で過去最高で、喜ばしいと思っている。合格者数は推薦など含む全体の割合でも数字を落としたが、引き続きジェンダーバランスの取れた多様性のあるキャンパスづくりをしていきたい」と述べた。

河合塾の分析によると、今年は2次試験の英語、数学、国語で問題量が増え、出題傾向も従来と異なるなど難化したという。同塾教育研究開発本部の近藤治・主席研究員はこう話す。

「私たちの調査では、今年の合格最低点は2001年以降で最も低い。大学入学共通テストの難化も理由の一つでしょうが、受験生は試験の難易度に2度とまどったのではないでしょうか」

では東大の合格者数ランキングを見てみよう。

1位は開成(東京)で191人。41年連続1位が濃厚だ。灘は92人。聖光学院が91人で昨年から12人増えた。西大和学園(奈良)は3人増の79人だったが、注目は現役合格が61人いたこと。

教育ジャーナリストの神戸悟さんはこう話す。「現役の合格者数は、灘の62人に肉薄しています。灘に追いつけ追い越せで、ここ10年ほどで進学実績を伸ばしていて、京大合格者も多い。灘に並ぶ関西の雄になりつつある」

昨年、合格者数を伸ばした公立校は今年も健闘した。日比谷(東京)はほぼ横ばいの62人。横浜翠嵐(神奈川)も1人増の51人だった。

「首都圏の高校は傾向的に既卒生になっての再挑戦を恐れない。共通テストの平均点が低くても、昨年の大躍進を見ているので、ひるまず挑めたのでしょう。今後もこの勢いを維持するのではないでしょうか」(神戸さん)

京大では北野(大阪)が5年連続1位だが、東日本の公立校の合格者も目立つ。浜松北(静岡)や西(東京)、県立浦和(埼玉)、国立(東京)、日比谷がいずれも二けたの合格者を出した。

「昨年はコロナ禍で移動を控え、一人暮らしに二の足を踏んだりと、東から京大、西から東大という選択肢には消極的な傾向がありましたが、そうした傾向が落ち着いてきたと思います」(近藤さん)

以下は、10日午後8時時点での東大合格者数上位20校と、その人数。
(1)開成(東京) 191(147)
(2)灘(兵庫) 92(62)
(3)聖光学院(神奈川) 91(77)
(4)西大和学園(奈良)  79(61)
(5)桜蔭(東京) 77(69)
(6)渋谷教育学園幕張(千葉) 74(54)
(7)日比谷(東京) 62(53)
(7)麻布(東京) 62(39)
(9)駒場東邦(東京) 60(39)
(10)栄光学園(神奈川) 58(35)

(11)海城(東京) 57(46)
(12)横浜翠嵐(神奈川) 51(44)
(13)久留米大附設(福岡) 42(34)
(14)渋谷教育学園渋谷(東京) 38(32)
(15)ラ・サール(鹿児島) 37(25)
(16)浅野(神奈川) 35(28)
(17)筑波大附(東京) 33(22)
(18)旭丘(愛知) 30(16)
(19)早稲田(東京) 29(24)
(20)浦和・県立(埼玉) 27(17)
(20)西(東京) 27(16)

(合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数)
*3月14日(月)発売の「週刊朝日」で詳報します。

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Source: 理系にゅーす