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1: 2022/05/05(木) 07:39:41.76
Biz-journal5.04 05:50
https://biz-journal.jp/2022/05/post_290838.html

準難関大学に入れるのはクラス40人のうちたった4人?
 まず、MARCHや関関同立に入れる人は同世代の上位1割に入るという意見は、実情に即しているのだろうか。

「大きく外れてはいないと思います。世間でMARCH、関関同立ラインの大学は、早慶以上の難関大学よりは下の難易度という認識が一般的でしょう。実際のところ2000年代以前であれば、準難関大学というイメージは実情とさほどかけ離れてはいなかったかもしれませんが、2010年代になると大学受験に詳しい人々の間では、早慶ほどではないにせよ難関大学であることは間違いない、という認識に変化してきているんです」(石渡氏)

 だが、MARCHや関関同立に限らず、少子化が加速する現在においては、倍率が下がるため大学の難易度は上がらないのでは、という疑問が浮かぶ。それにもかかわらず難易度が上がっているというのはどういうことなのか。

「シンプルに志願者数が増えているからです。文部科学省が出している『学校基本調査』の値を見比べてみると、2004年にMARCHの志願者数の合計が約32万人だったのに対し、19年には約34万人と増えています。同様に関関同立も04年が約24万人でしたが、19年には約28万人と増加。少子化が進み世代ごとの人口は年々減っているのに、MARCHや関関同立の志願者数は増えていますので、それだけ人気が右肩上がりだということがわかるでしょう。大きな要因として考えられるのが、“女性の高学歴化”。理由はさまざまですが、近年は日本経済全体が低成長になり、高学歴でないと高収入が期待できなくなったこと、そして、それが保護者の間でも共通認識になったというのは大きいはずです」

変わっていく受験の“今”を正確に認識することが重要
 
そして受験を控える高校生たちに言いたいのは、学歴差別を正面から捉えすぎないでほしいということですね。大企業がMARCHや関関同立以上の学生を求めるのは、単純に学歴が採用時の目安になるからであり、上司に優秀な人材が入ったと報告しやすくなる、くらいの理由でしかありません。学歴差別に踊らされず、もっと自分をアピールできることを探すほうがずっと賢明です」(同)

 親が「自分は難関大学出身だから子は準難関大学ぐらいなら当然合格できるはず」と思い込むのは、相当危険ということかもしれない。

※一部抜粋


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Source: 理系にゅーす