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1: 2023/03/23(木) 20:52:23.56
>>2023/03/23 11:56
読売新聞

 私立清風高校(大阪市天王寺区、約1780人)で「清風カット」と呼ばれる髪形を指定している校則を巡り、大阪弁護士会は23日、校則自体は違法ではないとした上で、教師が生徒の髪を触って検査したり、違反の場合にハサミで切ったりするのは人権侵害だとして、同校と運営法人に改善するよう勧告したと発表した。勧告は20日付。

 同校は中高一貫教育も行う男子校で、勧告書や同校によると、校則は▽必ず裾と耳もと全体を刈り上げる▽前髪は眉毛にかからない長さ――などと規定。仏教の教えから「見るべきものが見え、聞くべき音が聞こえる」ようにと、1970年頃に丸刈りから変わった。

 生徒手帳でも髪形の例が写真付きで説明され、生徒らの間で「清風カット」と呼ばれている。教師が月1回の頭髪検査で違反の有無を確認している。

 昨年4月、数人の在校生から同弁護士会に人権侵害の救済の申し立てがあり、生徒や保護者への聞き取りや、学校側への事実関係の確認を進めてきた。

 勧告書は、校則は特定の髪形の強制で「人権侵害と評価する余地がないわけではない」と指摘。しかし、私立学校の独自の教育方針は尊重される必要があるとし、自己決定権や表現の自由を保障する憲法に違反するとは言えないとした。

 一方、学校側が頭髪検査で教師が髪をつまんで引っ張ったり、ハサミで前髪を切ったりするケースがあると認めたことを踏まえ、「社会通念上相当な指導の範囲を超え、正当な理由がなく、髪形の自由を侵害している」とした。今後の検査は目視のみで行うよう求めた。

 勧告に拘束力はない。同弁護士会は、「清風カット」の規定などは遅くとも願書提出時期までに入学希望者に周知するよう要望した。

 運営法人は「勧告の内容は 真摯しんし に受け止めて、誠実な対応を検討したい」としている。


 在校生らが人権侵害の救済を申し立てたのは、「好きな髪形ができない」という校則への違和感からだ。受験前の説明会では十分な説明がなく、通い出してから疑問を感じるようになったという。

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https://www.yomiuri.co.jp/national/20230323-OYT1T50104/


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Source: 理系にゅーす