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1: 2021/07/12(月) 08:49:59.27
https://www.asahi.com/articles/ASP7B75J6P7BTTHB00K.html
 佐賀市教育委員会は9日、同市の七ケ瀬(しちがせ)遺跡で確認された弥生時代後期(1~2世紀ごろ)の集団墓地の甕棺(かめかん)や石棺から
副葬品の中国製の青銅鏡や鉄剣、勾玉(まがたま)が出土した、と発表した。
「三種の神器」に数えられるこれらが一緒に出土したのは佐賀県内で初めてだという。

市教委によると、これまで吉野ケ里遺跡周辺では副葬品を伴う墓群があったが、佐賀平野中央部から西部で有力な首長墓の存在は明らかになっておらず、
今回の発見はこれを知るうえで貴重だとしている。

市教委は2019年9月~20年3月と、20年8月~今年3月、同市大和町川上の産業用地造成地約4千平方メートルで発掘調査を実施。
弥生時代後期前半の墓が計251基確認され、そのうち4基から意図的に割られた中国製(紀元前206年~紀元後220年)の鏡が出土した。
この鏡とともに鉄剣や勾玉、ガラス玉、鉄おのなどが出てきた。

意図的に割られた鏡は佐賀平野を中心に多く見られ、鏡に対する価値観の変化がうかがえる貴重な資料になるという。

七ケ瀬遺跡について市教委はこれまで、写真や図面でのみ記録を保存する予定だったが、今回の出土を受けて、県が現状保存に向けた検討をしていくという。


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Source: 理系にゅーす