70年代に話題を呼んだ「火星の人面岩」の正体とNASAの最新画像
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宇宙の「有名人」が誕生したのは、1976年にNASAのバイキング1号が火星の風景を軌道から撮影したときだった。その写真にうつっていた特徴的な地形は、顔によく似ていた。想像力をかきたてるその形状は「Face on Mars(火星の人面岩)」として知られるようになり、エイリアンによって彫られたものかもしれないと考える人もいた。
その顔は確かにおもしろいが、エイリアンの芸術作品ではない。実際には侵食された丘だ。バイキング1号は火星探査の黎明期を代表するミッションであり、それ以来、この顔のより詳しい画像を私たちは目にしてきた。最新のものはNASAの多目的火星探査機、マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)が撮影したもので、同機は2006年以降、火星を周回している。
アリゾナ大学のMRO高解像度撮像装置(HiRISE)チームは、SNSで12月13日に最新画像を公開した。これは10月と11月に撮影した2枚の写真を組み合わせたものだ。これはアナグリフと呼ばれる立体写真で、地形の立体的特徴が強調されて見える。赤と青の3Dメガネがあれば、画像の立体感を最大限に体験できる。
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Source: 理系にゅーす