パートナーと出会う方法の一つとして普及しているマッチングアプリ。人と人とを引き合わせるものが一般的だが、生成AIの恋人を見つけるアプリが今、じわり人気だ
2023年6月にローンチした「LOVERSE(ラヴァース)」(当時「samansa(サマンサ)」)は、数千人いる生成AIの「お相手」との恋愛を楽しむマッチングアプリだ。ユーザーはプロフィルを見て、気になる相手に「いいね」を送る。いいねが返ってきてマッチングするかは「お相手次第」だ。マッチングすればメッセージのやりとりができる。
相手は職業や年齢、趣味などを元に1日のスケジュールが設定されているため、仕事中や趣味で忙しいときは、人間のアプリユーザーがメッセージを送っても返信しないという。
運営会社「サマンサ」(東京)によると、生成AIの相手は「人間らしさ」にこだわり、同時に数千人のユーザーとやりとりするような「超人的」な挙動はしないよう、プロンプト(指示)を調整。ユーザーを失望させないようにとの配慮だ。
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他方、実像のない「お相手」にユーザーが依存しないよう、メッセージの下に必ず「内容は架空のものです」と表示。自傷の恐れなどがあるメッセージを検知したら行政の相談窓口を案内するなど、対策もしている。
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同社のアンケートによると、ユーザーの属性は既婚者、40代以上、男性、が多いという。楠剛毅(ごうき)CEOは「事情があって恋愛する機会のない人にも、人を好きになったときの気持ちを味わってもらえたら」と話す。
(御船紗子)
[朝日新聞]
2025/8/25(月) 7:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9ee7fad30692de59891b6deb43506c9a7bb798d
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Source: 理系にゅーす