今の子どもたちの置かれている環境は、20年くらい前と比べてまったく違うものになりつつあります。
長年、子どもの問題を取材してきた石井光太氏が、全国200人以上の先生にインタビューをし、<子どもたちの変化>を浮き彫りにした
『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』(新潮社)を上梓しました。今、子どもたちの内面で何が起きているのでしょうか。石井氏に話を聞きました。
●今の子どもは「ハイハイをさせてもらっていない」
ーー新刊の『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』には、保育園から高校まで、年齢別に子どもたちの身に起きている衝撃的な状態が紹介されています。なぜ、今ここに注目したのでしょうか。
石井光太(以下、石井):子どもの身体能力の低下は年々深刻になりつつあります。単に運動が苦手というだけでなく、「しゃがめない」「体育座りができない」「長い時間立っていられない」
といった基本的な動作ができない子どもも多数現れているのです。これは保育園や幼稚園だけでなく、小学校以上でも見られる現象になっています。
【中略】
●ハイハイは「怪我のリスクのある動き」だから…
ーーハイハイというのは子どもが当たり前のようにする動きだと思っていました。どうして、ハイハイをしない子どもが増えているのでしょう。
石井:子どもは、ハイハイの動作を通して、体幹を身につけ、身体の様々な筋力を鍛えます。
だから、歩行をはじめた時、しっかりとバランスをとりながら、足腰の力で歩いたり、走ったりすることができるようになるのです。
しかし、家が狭くて散らかっていたり、ずっと狭い託児所に預けられていたり、外で自由に遊ばせてもらえなかったり、家の床に赤ちゃん用マットが敷かれて
滑り止めのような状態になっていたりした場合、赤ちゃんはハイハイをするをする機会を奪われます。
【中略】
●「固形物をちゃんと食べられない子ども」が増加
ーー家庭環境が大きく変わったことで、子どもたちの身に色んな変化が生じているんですね。
続きは日刊SPA 2024/09/01 8:53
Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/56864506e0ebdd40aa3d48c4089342beca785a16
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Source: 理系にゅーす