八重山巨大津波は1771年4月24日(和暦では明和8年3月10日)に発生。巨大津波が石垣島、宮古島などを襲った。これまでの研究で最大波高は30メートルに達し、この2島を中心に約1万2千人の犠牲者を出したとされている。「明和の大津波」とも呼ばれるこの歴史的な巨大津波の原因については、「プレート沈み込み境界で発生した地震」「活断層型地震」「海底地滑すべり」など、いくつかの説が提案されてきたが、結論は出ていなかった。
共同研究グループは、産総研・ 活断層・火山研究部門を中心に海上保安庁・海洋情報部、建築研究所、東北学院大学の研究員で構成された。産総研は、日本海周辺の海底地質図整備の一環として2008年から大規模な海底地形と海底地質構造の調査を実施。2016年からは海上保安庁・海洋情報部からデータの提供を受けるなどし、各研究機関が共同で八重山巨大地震の原因究明を進めてきた。
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■八重山巨大津波の原因の概念図
https://news.mynavi.jp/article/20181023-712192/images/001.jpg
■石垣島、宮古島周辺の巨大津波の発生原因とみられる海底地滑りの位置。紫の点線が、1771年に八重山巨大津波が押し寄せた海岸を示す。赤線は海底地すべりの原因をつくったとみられる横ずれ断層
https://news.mynavi.jp/article/20181023-712192/images/002.jpg
■今回判明した巨大海底地すべりの地形。黄色の点線で囲まれた範囲は津波を発生させた海底地滑り域
https://news.mynavi.jp/article/20181023-712192/images/003.jpg
引用元: ・【地質学】1771年に起きた八重山巨大津波は大規模な海底地滑りが原因だった 産総研などが解明[10/23]
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Source: 理系にゅーす