2008年、小さな石のかけらを撒き散らしながらスーダンのヌビア砂漠の僻地に80トンの隕石が落下したのをご存知ですか?
先日Nature Communicationsに掲載された論文によれば、この隕石に含まれていたダイヤモンドを詳しく調べたところ、水星と火星の中間くらいの規模の今はなき原子惑星体によって形成されていたことが明らかになりました。
「アルマハータ・シッタ」とよばれるこの隕石は、初期の太陽系に原始惑星体が存在したことを示す最初のエビデンスになるとして注目されています。
水星と火星の中間くらいの規模の惑星体が、未だ解明されていない別の惑星体に打ち砕かれて太陽系に巨大な残骸をばらまき、地球のように大きな岩石惑星の基礎となったと考えられています。
この仮説の背景には、地球に降り注いだ隕石のうち1%未満という珍しいタイプの隕石「ユレーライト」があります。
もっとも大きなものでも人間の髪の毛の幅ほどしかない極小のダイヤモンドを含有し、それらは地球上で発見されるダイヤモンドと同様に高圧と高温の産物であると考えられます。
こうした原始惑星の存在について、天文学者らは何十年ものあいだ懐疑的であったものの、明確な証拠がない状態が続いていたといいます。
続きはソースで
画像:アルマハータ・シッタ隕石に含まれるダイヤモンドの内部を示した顕微鏡画像。
グレーは炭素、黄色はその他の結晶。
https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2018/05/01/ureilite.jpg
画像:ダイヤモンド内部のインクルージョン。
https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2018/05/01/inclusion.jpg
https://www.gizmodo.jp/2018/05/almahata-sitta-meteorite.html
引用元: ・【宇宙】10年前に落下した隕石、もともとは太陽系初期の原子惑星体だった[05/06]
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Source: 理系にゅーす
10年前に落下した隕石、もともとは太陽系初期の原子惑星体だった