8月16日、17日に東京・江東区の東京ビッグサイトで開催されているコミックマーケット106(以下コミケ)。今年はコスプレイヤーのえなこさんが「(コミケには)お風呂に入ってから来てね!」と、啓発をおこなうなど、「臭い」に対しての問題意識は年々高まっている。
激臭問題に正面から取り組んだのが、株式会社ワカヤマだ。ブースの入り口に「消臭ゲート」を設置。ゲートを通過すると消臭スプレーが噴射され、中で待機しているコスプレイヤーと写真撮影できるというシステムだ。
さらにブース前には「臭撃防衛隊」と名付けられたコスプレイヤーたちが同社の消臭スプレーを持って待機。参加者たちに消臭スプレーを噴きかけるという演出で注目を集めていた。
株式会社ワカヤマがブース企画を開始したのが、昨年の夏。自費でコスプレイヤーを集めてブースを設置した。この取り組みはSNSで大きな反響を呼び、取引先への認知度向上と同社商品を取り扱う薬局の増加につながったという。
「臭いの原因は汗をかく人ではなく、服にあります。スプレーで臭いの発生源となる菌だけを消すことで、不快な臭いを防ぎます。消臭ゲートは前回から改良を加え、消臭液の濃度を通常の3倍に高め、特に蒸れて臭いが発生しやすいワキの下を狙えるよう、ミストの位置を最適化しました。」(株式会社ワカヤマ広報担当・田中氏)
実はコスプレイヤーも臭いを気にしている
「列に並んでいる前の男性の臭いがキツくて気持ち悪く、倒れてしまったことがありました。このゲートを会場の入口に置いて、参加者全員が通れるようになればいいのにと思います(笑)」(30代・会社員・女性)
いっぽうで参加者だけでなく、通気性の悪い衣装に身を包むコスプレイヤーも臭い問題に悩まされているようだ。
「夏でも分厚い衣装を着ることがあって、実はすごく汗でムレるので。ツーショット撮影のときは、自分も臭っていないか気にしちゃいます。」(コスプレイヤー・神湊しおさん)
2025/08/17
https://shueisha.online/articles/-/254847
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Source: 理系にゅーす