動植物の遺骸である場合は放射性炭素年代測定という手法が多く用いられるのですが、最近の研究によって、調査する地域によってデータの誤差修正が正確に行われないのではないかと、科学ジャーナリストのマイク・マクレー氏が指摘しています。
A Crucial Archaeological Dating Tool Is Wrong, And It Could Change History as We Know It
https://www.sciencealert.com/radiocarbon-dating-ancient-levant-region-calibration-inaccuracies
大気中に存在する炭素(C)には、放射性同位体のC14がわずかながら存在します。
このC14は約5730年の半減期でベータ崩壊を行い、窒素(N)になっていきます。
自然界の大気中にも存在するため、生物にも一定の割合でこのC14は取り込まれ、生きている限りは体内でのC14の割合は維持されます。しかし、生物が死ぬ、つまり生命活動をストップすると、C14が取り込まれなくなってしまうため、体内のC14は少しずつベータ崩壊で減少していきます。
放射性炭素年代測定は、試料の中にC14がどれだけ壊変しているかを調べることで、その試料がいつ頃のものかを測定するというものです。
この放射性炭素年代測定の要となるのが、大気中のC14の量の変動です。
続きはソースで
https://i.gzn.jp/img/2018/06/08/radiocarbon-dating-calibration/a03.jpg
GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180608-radiocarbon-dating-calibration/
引用元: ・【話題】考古学で用いられる「放射性炭素年代測定」の精度は調査する場所によって変わるので議論の余地があるという指摘
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Source: 理系にゅーす
考古学で用いられる「放射性炭素年代測定」の精度は調査する場所によって変わるので議論の余地があるという指摘