子どもと親の関係性について、友達のような「友達親子」という言葉がよく聞かれるようになりましたが…みなさんには反抗期がありましたか?
親子関係をめぐるあるアンケート調査の結果
今年3月、16歳~23歳の現役学生600人を対象に行われたアンケート調査で、実に48.3%の学生が「反抗期がなかった」と回答しました。
成長過程で反抗期が無いことは問題ないのでしょうか。児童精神科医に話を聞きました。
▽米子あすなろクリニック 大立博昭 院長
「かつては反抗期がないことを問題視される時代もあったんですけど、近年では、反抗期のあるなしで子どもの精神発達であるとか、自立が遅れるということはないというふうに言われてます。」
「友達親子が増えた印象は少しあって、時代の流れもあるんじゃないかなと感じます。昭和は縦の関係で、親が子どもを指導する上下関係があったんです。
それが平成になって、子どもの特性を理解し、いま令和の時代、子どもとの横の関係、対等な人間関係が増えてきたんです。それによって友達親子が増えてきたんじゃないかと思います。」
「友達親子」には、子どもから親に悩みを相談しやすい、親が子どもの意見や立場を尊重しやすいなどのメリットがある一方、気を付けなければならないこともある。
▽米子あすなろクリニック 大立博昭 院長
「『親子カプセル』という言葉がある、例えば、お母さんと子どもの境界線が曖昧になり関係が密接になってしまうと、第三者からの助言が入らなくなるんです。例えば学校や塾で、お子さんに何か指導があったときに、親子で反発してしまったりですね。」
親子といえど育ってきた時代や環境が異なるため「完全に子どもの心を理解することは難しい」と理解することが大事だということです。
2025/5/11(日) 6:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbaee41f17ea5e0a1d16540499d0338f9bc63ed3
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Source: 理系にゅーす