4296818_s
1: 2025/05/26(月) 08:33:38.85
 「管理職にはなりたくない」という声をしばしば耳にします。目標設定、人事評価、労務管理と大勢の部下の面倒を見るだけでなく、トラブル対応も研修も、と大変そうです。管理職の現状に詳しいパーソル総合研究所主席研究員の小林祐児さんは、「罰ゲーム化」という言葉で表現しています。一体、何が起きているのでしょうか。

   ◇

減る管理職、増える部下
 日本の管理職は「罰ゲーム化」しています。仕事の負荷は高くなるばかりで、その流れが止まる様子はありません。

 バブル崩壊以降の日本企業では組織のフラット化が進み、管理職が減って部下の人数が増えた。ダイバーシティーの推進により、男性正社員中心の職場に女性や非正規雇用の従業員が増えたことは、マネジメントを複雑にしました。

働き方改革のしわ寄せ
 だめ押しとなったのが、パワハラ防止の法改正と働き方改革です。言葉遣いや接し方に過敏にならざるを得ず、気軽な声かけすらためらう場面も増えました。働き方改革も効率化にはつながらず、結果として「労働時間の削減」だけに焦点が当たってしまった。しかもその対象は一般社員に限られ、管理職は〝はみ出た仕事〟を一手に担う形に。働き方改革の「二重の矮小(わいしょう)化」のしわ寄せが管理職にいったのです。

 ですが、これらは会社の外にある要因にすぎません。本当に問題なのは、外部環境が厳しくなった時、経営や人事といった企業の内部の判断が、管理職の負荷を上げる方にばかり向かうことです。

 日本の経営者は「管理職を鍛…(以下有料版で,残り1188文字)

朝日新聞 2025年5月26日 7時00分
https://www.asahi.com/articles/AST5Q0GP7T5QUPQJ003M.html?iref=comtop_7_01


続きを読む
Source: 理系にゅーす