9月に入っても危険な暑さが続き、暑さが長期化する中、毎日の熱中症対策だけでなく「夏バテ」にも注意が必要です。
東京・世田谷区の「せたがや内科・神経内科クリニック」の久手堅司院長によりますと、夏バテは、夏の暑さで疲れがたまったり、外と室内のエアコンの寒暖差で体温調節が難しくなり自律神経が乱れたりするなどして起こる体調不良のことです。
主な症状として
▽体がだるい
▽食欲がない
▽腹痛や下痢などのおなかの不調
▽頭痛やめまい
▽朝起きられない
などといった症状があるほか、
▽気分が落ち込む
▽何となく不安になるなど
気持ちにも影響が出ることもあるということです。
特にことしの夏は猛烈な暑さが例年より長引いており、クリニックには「夏バテによる体調不良が1か月以上続いている」など深刻な症状を訴える患者も訪れているということです。
夏バテの対策として
▽エアコンの使用時は長袖を着たり、風に直接当たらないようにしたりすることや
▽胃腸への負担を減らすため冷たい飲み物をなるべく控えること
▽睡眠を十分とること
▽就寝の90分前に38度から41度のお湯に10分から15分ほどつかって体を温めること
▽室内で軽い体操やストレッチをするなど体を動かすことが
重要だとしています。
久手堅院長は「夏バテになる時期が長期化し、不調になる人が増えていると感じる。まだまだ熱中症対策も続ける必要があるが、室内にいるのであればエアコンの温度調節や冷たい飲み物を控えるなど、体を冷やしすぎないことを意識してほしい」と話しています。
NHK NEWS WEB
09月01日 17時02分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250901/1000121321.html
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Source: 理系にゅーす