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1: 2024/09/01(日) 09:15:13.84
「外国人は必ず何らかの不法行為がある」という心構えで、職務質問や所持品検査を徹底するよう呼びかける文書を、愛知県警察が2010年にも作成していたことが、関係者への取材で分かった。ハフポスト日本版が内部文書を入手した。

外国出身の3人が愛知県などを相手に起こした国家賠償請求訴訟では、原告側が今回見つかったものと同様の内容の文書を証拠資料として提出している。こちらは、愛知県警が2009年に作成したものとみられる。

◼「外国人は凶器を持っていることが多い」

ハフポスト日本版が新たに入手した内部文書は、「執務資料 若手警察官のための現場対応必携 ~君も今日からベテランだ!~」と題する冊子。愛知県警察本部の地域部地域総務課が2010年7月、警察官向けに発行したもので、全体で133ページある。

関係者によると、新人警察官たちが警察学校を卒業する際に配布され、少なくとも2010年と2011年に入校した警察官に配られたという。

冊子の「実践編・刑事関係」には「不良来日外国人の発見」という見出しのページが収録され、次のような記載があった。

<心構え>
☆旅券を見せないだけで逮捕できる!
◎外国人は入管法、薬物事犯、銃刀法等 何でもあり!!
◎応援求め、追及、所持品検査を徹底しよう!!!

続く<対応要領>では、
◯一見して外国人と判明し、日本語を話さない者は、
旅券不携帯、不法在留・不法残留、薬物所持・使用、けん銃・刀剣・ナイフ携帯等 必ず何らかの不法行為があるとの固い信念を持ち、徹底的した(※)追及、所持品検査を行う。(※原文まま。徹底した、の誤り)
◯「ニホンゴワカラナーイ」に惑わされないこと。都合の悪いときの単なる逃げ口上である。それ自体が日本語であり、日本に住んでいる限り、日本語を十分理解できるので、身振り手振りも交えてどんどん追及する。
との手引きを記載している。

さらに、<留意事項>の欄では
◯外国人は凶器を持っていることが多く、1人の時は必ず応援要請を行い、間合いと、相手の動作に細心の注意を払う。
◯車両に乗車している外国人は、運転席横にサバイバルナイフ等を忍ばせていたり、急発進するので、不用意に運転席窓から首や手を入れてはならない。
と、注意を呼びかけている。

冊子の冒頭では、当時の地域部長が「本書は、現場で対応する若手警察官が、日常遭遇する事案で処理に注意を要する内容を掲載し、また、一人ひとりが自信を持って職務執行できるよう、各種活動の根拠まで網羅しました」と、狙いを説明している。

関係者によると、現在は紙の冊子は配布されておらず、各自が県警内部のポータルサイト上で見ることができるようになっている。

「執務資料」の内容は、2010年の作成当時からその後更新され、最新版からは上記のような「外国人」と犯罪を結びつけるような文言は削除されているという。

◼「外国人は悪いやつだと教育を受けた」

「人種」や肌の色、国籍、民族的出身などを基に、個人を捜査活動の対象としたり、犯罪に関わったかどうかを判断したりする警察らの慣行は「レイシャル・プロファイリング」と呼ばれ、日本でも近年問題が明るみになっている。

警察官から人種差別的な職務質問を受けたとして、外国出身の3人が国、愛知県、東京都を相手取り、レイシャル・プロファイリングの違法性・違憲性を問う国家賠償請求訴訟を起こしている。

愛知県警で「職務質問のプロ」として長年にわたりキャリアを重ねた男性は、「若手警察官の頃は、職務質問の検挙のノルマを達成するために、『外国人っぽい人』に手当たり次第に声をかけて、職務質問することが仕事の一つでした」と、ハフポスト日本版の取材に証言した。

新人警察官の頃に「現場対応必携」の冊子を配布され、仕事に慣れるまでは度々読み返していたという。

「警察学校時代から『外国人は悪いやつ』という教育を受けてきたので、執務資料を読んでも『そういうものだ』と思い、おかしいとは感じませんでした」

続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/edbbf3a1a6df171e6a9025fe8773c9baa9ed8976

[HUFFPOST]
2024/9/1(日) 7:53


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Source: 理系にゅーす